犬が寝ている時に必ず意識すべき5つのこと
皆さんは愛犬が寝ている時、どのように見守っていますか。また、愛犬が寝ている環境は安心して眠れるよう意識していますか。犬は警戒心が強い動物なので、できる限り安眠できる環境を整えてあげることが大切です。
ここでは犬が寝ている時に必ず意識すべきことを紹介します。
1.テレビなどの音量を落としてあげる
犬は警戒心が強い動物なので、突然激しい音やうるさい音が聞こえてしまうと警戒心が強まり、なかなか安眠することができません。
また、常に騒々しい音が聞こえていると寝付きにくい犬は多いです。愛犬が眠そうにしていたら、できる限りテレビなどの音量を落としてあげるといいでしょう。
中には少し雑音が聞こえていた方が安心する犬もいるので、必ずしもテレビ自体の電源を切るべきとは言い切れません。
また、窓の近くは外の音が聞こえてくるため、安眠できない傾向にあります。ベッドを窓から離すなど、眠る環境を整えてあげることも大切です。
2.日光を遮る/電気の明るさを落とす
犬は狭くて暗い場所が最も落ち着くと言われています。そのため、日光が差し込んでいる場所や電気が煌々と照らされている場所では、なかなか熟睡することが難しいです。
したがって、部屋の中に日光が差し込んでいる場合はカーテンを閉めたり、電気の明るさを1〜2段階落としてあげたりと配慮してあげましょう。
特に日光が直接犬用ベッドに差し込んでいる場合、体温調節がしにくいデメリットがあります。夏場は熱中症になる恐れもあるので、なるべく直射日光の当たらない場所に寝床を配置してあげましょう。
3.寝ている最中に触らない
意外と多くの飼い主さんがやりがちなNG行為に、寝ている犬を触ってしまう行為が挙げられます。
犬は寝ている最中に突然触られると、驚いて警戒心を強めたり、つい目を開けてしまったりします。せっかく安眠している犬を起こしてしまう行為になるため、極力触らず、そっと見守ってあげてください。
4.近くで大声を出したり動き回ったりしない
こちらは小さなお子様がいるご家庭で意識したいポイントです。犬が寝ている時、あるいはウトウトしている時に近くで大声を出したり動き回ったりすると、そちらが気になりなかなか寝付くことができません。
中にはその声に反応して一緒に遊び始めてしまったり、寝たいのに眠れない状況にストレスを感じたりする犬もいます。
犬は1日に平均して12時間ほど睡眠をとると言われており、睡眠不足は心身ともに不調をきたす恐れがあります。犬が眠そうにしている時はなるべく静かに、激しい動きをしないよう注意しましょう。
5.いびきや痙攣など異常がないか確認する
最後に、犬が寝ている時、愛犬に異常が現れていないかどうかを確認することも忘れないでください。特に、寝ている間にけいれん発作を起こしていないか、あるいはいびきに異常な点はないかを確認してください。
いびきが明らかに激しかったり、異常な音が聞こえたりする場合は、うまく空気を取り込むことができず、酸素が不足している可能性もあります。また、アレルギー症状を起こしている可能性もあるため、一度動物病院で相談してみましょう。
睡眠中の痙攣は、自然な現象であることも多いです。しかし、あまりにも頻繁に痙攣が起こったり、様子がおかしい場合は、脳の神経に異常が生じている可能性があります。動物病院で診察・検査してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬は警戒心が強く、なかなか熟睡することができないため、寝ている間はそっと静かに見守ってあげることが大切です。もしも寝ている間に異常を感じたら、すぐに動物病院へ連れて行き、診察・検査をしてもらいましょう。