犬が『グルグル回る』5つの理由とは?病気の可能性もあるって本当?

犬が『グルグル回る』5つの理由とは?病気の可能性もあるって本当?

愛犬が同じ場所をグルグルと回ったり、自分の尻尾を追いかけ回してグルグル回ったりしているところを見たことのある飼い主さんは多いと思います。うんちをする前や寝床で寝る前に必ずグルグル回る犬、目的がなさそうにグルグル回っている犬等、その回り方によってそれぞれ理由が異なります。犬がグルグル回る理由について解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

グルグル回る愛犬

野原で尻尾を気にする犬

犬は、時々単純な動作を繰り返し行うことがあります。何か目的がある場合や楽しく遊んでいる場合は良いですが、あまりにも頻繁に行う場合やエスカレートしてしまう場合などは、注意が必要です。

その中の一つに、同じところをグルグル回るという行動があります。楽しく遊んでいるだけという場合もありますが、裏に病気やストレスが隠れている場合もあるので、注意が必要です。

どういう状況でどのようにグルグル回っているのかにより、愛犬の行動の理由を推測することが可能です。あまり心配する必要のない場合、病気を疑える場合などをご紹介します。

愛犬がグルグル回る理由

1.習性:状況確認

うんちをする犬

飼い主さんがよく目にすると思われるのが、うんちをする前や寝床で眠る前に行うグルグル回りです。

私達人間もそうですが、犬も、自分が何かをしようとすると、その場所の状態や様子を確認します。そして、必要に応じて整えようとします。

犬がうんちをしようとする時にグルグル回る行為は、どうしても無防備な姿勢にならざるを得ないうんちをする場所として安全かどうかを確認しているのだといわれています。

また、寝床でグルグル回りながら布団などをグシャグシャにしているのは、自分が落ち着いて眠れるように整えているのだと考えられています。

これらのグルグル回りは、愛犬が一所懸命に状況を確認し、自分の居心地を良くするための行為なので、心配せずにやらせてあげましょう。

2.感情:嬉しくて大興奮

回る犬

待ち望んでいたご飯が貰える、やっとお散歩に連れて行ってもらえる、飼い主さんがようやく帰ってきたなどのように、待ちわびていたことが実現して嬉しくなり興奮しているときも、グルグル回りをすることがあります。

喜んで興奮してしまうのは仕方のないことですが、それがエスカレートするとケガをしたり分離不安症を招いたりすることもあるため、愛犬を早く落ち着かせることが大切です。

愛犬が興奮している時は、飼い主さんは冷静な態度で「お座り」などのコマンドを出して、愛犬が落ち着くまで待ちましょう。ご飯をあげたり散歩に連れ出したり、コミュニケーションをとったりするのは、愛犬が落ち着いた後です。

3.遊び:楽しくてしょうがない

尾追いで遊ぶ犬

子犬の頃は、自分の尻尾を追いかけてグルグル回るのが楽しくてしょうがないという時期があります。成犬になった後も、楽しくて自分の尻尾を追いかけてグルグル回ることもあるかもしれません。

この行為があまりにも頻繁に見られるとか、自分の尻尾を噛んで自分を傷つけてしまうという行為にエスカレートしなければ、遊びとして見守ってあげても大丈夫でしょう。

4.ストレス:欲求不満や不安の解消

尻尾を噛む犬

人間も含めて、動物は退屈、不安や何らかのストレスを抱えて欲求不満な状態が高ずると、意味のない単純な行動を繰り返すようになることがあります。犬の場合、その無意味な繰り返し行動の中に、グルグルと回る行動が含まれます。

一時的に興奮している、楽しくて遊んでいるのではなく、前述のようにあまりにも頻繁にグルグル回りを行うとか、回りながら自分の尻尾を噛んでボロボロにするような場合は、ストレスが原因である可能性が高いです。

生活環境や、飼い主さんと愛犬とのコミュニケーションの変化等でストレスを与えていないかを振り返り、愛犬のストレス要因を取り払うようにしてあげましょう。

5.病気:認知症、耳や脳、お尻周りの異常

耳を診てもらう犬

犬がグルグルと回る行為の裏には、病気が隠れていることもあります。まず疑われるのは、お尻周りの不快感です。出しきれない便が引っかかっている、肛門腺やお尻周りの皮膚に炎症が起きている等、お尻周りを確認しましょう。

また、中耳炎、脳炎、脳腫瘍などにより平衡感覚が失われ、旋回運動が現れている可能性も考えられます。その場合は嘔吐、食欲不振、瞳の揺れ、けいれんなど他の症状を伴うことが多いです。

老犬の場合は、認知症の可能性もあります。その場合、尻尾を追いかけるというよりも、無目的に同じ場所を回っているという感じです。

また、壁に向かって突進していく、よく知っている場所で迷子になる等の症状が現れることも多いです。

いずれにしろ、裏に病気がある場合は他の症状が併発することが多いので、愛犬の様子をよく観察して動物病院に相談しましょう。

まとめ

飼い主と犬

犬がよく見せるグルグル回りには、習性に由来するもの、感情に由来するもの、単なる遊び、ストレスから来るもの、裏に病気が隠れているものなどがあるということをご紹介しました。

ストレスや病気から来ている場合は、早期にストレス要因の排除や病気の治療を行い、飼い主さんが愛犬を穏やかな生活に上手に導いてあげられるようにしましょう。

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