犬が嬉しそうな表情をしている時の心理
1.リラックスしている
犬が少しだけ口を開けて嬉しそうな表情をしている時はリラックスしているサインです。
優しく微笑んでいるように見えることがあります。目を細めて眠たそうにすることもあります。
安心してリラックスしている状態なので、そのまま眠ってしまうこともあります。
2.緊張している
犬が少しだけ呼吸を荒くしながら嬉しそうな表情をしている時は緊張しているサインです。
お散歩や運動の直後ではないのにパンティングをしているように見えることがあります。緊張から呼吸が荒くなってしまっているのです。
3.不安を感じている
犬がしきりに鼻先を舐めながら嬉しそうな表情をしている時は不安を感じているサインです。
しきりに鼻先を舐めるのはソワソワした気持ちを落ち着かせたい時の仕草です。
少しだけ呼吸が荒くなり、口を開けているため嬉しそうな表情に見えることがあります。
4.満足している
犬が伏せた体勢で嬉しそうな表情をしている時は満足しているサインです。
お散歩や運動の直後、おやつやごはんを食べた直後によく見られます。体も心も満たされて嬉しいのです。
満たされずに体力が有り余っていると室内を急に猛ダッシュしたり、おやつやごはんのおかわりを催促したりすることがありますよね。
5.興味を持っている
犬が興味を持っている時、嬉しそうな表情をすることがあります。
興味のある人に対しては笑顔に見えて、興味のない人に対しては冷たく素っ気ない表情に見えるかもしれません。
新しいおもちゃを買って来た時、嬉しそうな表情をするかどうかによって、そのおもちゃを気に入ったかどうかを判断することもできます。
6.期待している
飼い主が出かける姿を見送る時、嬉しそうな表情をすることがあります。
「一緒に連れて行ってもらえるかもしれない♡」という期待する気持ちが込められた表情です。
連れて行ってもらえないことを確実に分かっている時は見送りにやって来ない犬もいますよね。
7.相手を落ち着かせたい
自分に対して警戒する犬を目の前にした時、嬉しそうな表情をすることがあります。
たとえ相手が唸り声を上げようと吠えようと嬉しそうな表情を見せます。警戒する相手に対しての「私は攻撃しないよ」「安心してね」「落ち着いて」などのサインです。
相手が犬ではなく人である場合にも同じように嬉しそうな表情をすることがあります。自分に自信があり、心にも余裕があるのでしょう。
8.何だかよく分からない
緊張や不安もなく、興味があるわけでも期待しているわけでもなく、何だかよく分からないけれど嬉しそうな表情をすることがあります。
人間社会をよく学んでいるため「こういった状況である時、どのような仕草や態度をすればよいか」ということを理解しているのでしょう。
嬉しそうな表情をしている時、飼い主も嬉しそうにするでしょうし、他人も自然と笑顔になりますよね。
9.生まれ持った表情である
生まれ持って嬉しそうな表情であるような顔の作りをした犬種がいますね。代表格はサモエドです。
キュッと上がった口角が特徴的なサモエドは自然と嬉しそうな表情に見えることがあり、サモエドスマイルと呼ばれています。
怒ったような強面な表情であるような顔の作りをした犬種もいますよね。
まとめ
犬が嬉しそうな表情をしている時の心理を9つ解説しました。
- リラックスしている
- 緊張している
- 不安を感じている
- 満足している
- 興味を持っている
- 期待している
- 相手を落ち着かせたい
- 何だかよく分からない
- 生まれ持った表情である
「愛犬がそのような心理状況だったなんて考えたことなかった!」などの意外な心理はありましたか?
表情だけで犬の心理を見破るのは難しいかもしれません。耳や尻尾の動きにも注目してみると読み取れることがあります。