️犬が嫌がる3つの行動とは?
1.リードを強く引っ張る
散歩中に歩こうとしない犬、飼い主と違う方向へ向かって歩こうとする犬に対し、リードを強く引っ張ってしまうのは、好ましくない行動です。力ずくで犬を制御しても、信頼を失うだけです。
首には太い血管が流れており、空気の通り道となる気管があります。リードの引っ張りによって首が圧迫されてしまうと、犬は息苦しさと不快感を感じます。
健康上の観点、犬との関係性の両軸から見て、デメリットが大きいことが分かります。
2.見知らぬ人からのハグ
飼い主の皆さんは、自分の愛犬をハグすることはありますか?意外にも、ほとんどの犬はハグがあまり好きではないようです…。
明らかに顔を背けたり、ムッとした表情を浮かべていたら、不愉快さがにじみ出ていると考えるのが妥当です。
相手が飼い主でも嫌がるのであれば、知らない人にハグされるのは、恐怖以外の何者でもないでしょう。初対面の人を注意深く観察し、警戒するのは犬にとって普通の行動です。
3.顔に息を吹きかける
犬の顔にフーッと息を吹きかけると、前足で顔を覆うような仕草を見せたり、頭を振って抵抗感を示します。その様子を見たいがために、いたずらするのはやめましょう。
からかってばかりいると、犬が怒り出すのは時間の問題です。反撃され、噛み付かれても文句は言えません。しつこい人は嫌われてしまいます。
️苦手な「音」にも気を付けよう
私たち人間にとっては何ということはない音だとしても、音に敏感な犬からすると、不安を煽る原因になっているかもしれません。耳がピクピク動いているときは、周りの音をキャッチしている証拠です。
犬が苦手とするのは「突然の音」と「人工的な音」です。2つの要素を兼ね備えた実例としては、以下のような音があります。
- 目覚まし時計のアラーム
- 携帯電話の着信音
- 掃除機の音
- モスキート音(=17キロヘルツ前後の高周波音)
発想の転換で、苦手な音を利用し、無駄吠え防止など犬のしつけに取り入れる方もいるようです。モスキート音を鳴らす専用のアプリがあります。
音に驚き、過度に怯えてしまう犬がいるので、使いすぎには注意してください。
️愛犬との関係性悪化、どんな影響が…?
「愛犬と心が通じ合っている」状態は、飼い主が理想とする関係性です。しかし、犬の不満に気付けずにいると、徐々に関係性が悪化し、敵意を向けられる存在になってしまうことも…!
想定される行動の具体例を挙げてみます。
- 飼い主の指示を無視する
- 一定の距離を保ち、近づこうとしない
- 触られるのを嫌がる
上記はどれも、犬の拒絶反応ということが分かります。反抗的な態度をとるときには、必ず何か理由があるはずです。
同居のご家族がいる方は、他の家族に対する犬の態度、犬への接し方の違いに目を向けてみましょう。
️犬に好かれる人になるには?
犬が好かれる人は、自分の感情よりも犬の気持ちを大事にしている印象を受けます。
客観的視点から見えてくる特徴を考えてみましょう。
- 穏やかな口調で話す
- 犬が近付いてくるまでそっとしておく
- 犬の正面に立たない
- 香水をつけていない
優しく穏やかな雰囲気の人には、犬も安心して気を許してしまうのでしょうか。好感度アップの秘訣、少しだけ意識してみてください!
️まとめ
犬は共感性が高い動物なので、「嫌だなー…」と感じることでも、人が喜んでいる様子を見ると、我慢してしまう部分もあるのかもしれません。
一方通行の愛情にならないように、犬の反応を確かめながら接するようにしてください。