可愛くも切ない…犬が時々見せるお留守番中の切ない行動
犬にとって1匹でお留守番している間は、不安や寂しさでいっぱいです。そんな寂しさを埋めようと、お留守番中に可愛くも切ない行動をとっている犬も多くいます。今回は、そんな可愛くも切ない犬が時々見せるお留守番中の行動を紹介します。
1.飼い主の衣類を抱き寄せる
別の場所にまとめて畳んでおいた服が、帰ってきたらなぜかソファーの上に1箇所に集まっていて、ぐしゃぐしゃになっていた…という経験はありませんか。
犬はお留守番中、飼い主がいない寂しさを紛らわせようと飼い主の匂いがついた衣類を集め、飼い主の匂いの中で休もうとすることがあります。
「飼い主さんがいなくて寂しいから、少しでも飼い主さんの存在を感じていたい」という思わず抱きしめたくなってしまう切ない行動です。
2.窓から外を眺めている
お留守番中、窓から外をじっと眺める様子を見せている犬もとても多いです。1匹で部屋に閉じこもっている犬にとって、窓から見える景色や聞こえる音は、暇つぶしになるのでしょう。
また、窓から外を眺めながら「早く飼い主さん帰ってこないかな」「そろそろ帰ってくる頃かな」と飼い主の帰りをじっと待っている犬もいます。
外の音を聴くことで、飼い主が家の近くまで来ると足音をキャッチし、「飼い主さんが帰ってくる!」と玄関に移動する犬もいますよ。
3.飼い主のブランケットや布団に顔を擦り付ける
飼い主がいつも使っているブランケットをお留守番中に犬が使っていることはありませんか。また、寝室のドアが開いており、布団の上に愛犬が居座っていた形跡はありませんか。
こちらも飼い主の衣類を抱き寄せる行動と同じ理由です。飼い主の匂いが強く染み付いているブランケットや布団に包まったり、顔をスリスリと擦り付けたりすることで、少しでも寂しさを埋めたり安心感を得ようとしたりしているのです。
「勝手に使って!」などと言わず、少しでも飼い主がいない寂しさを埋めようとしていたんだと、帰ってきた後は思う存分遊んであげましょう。
4.玄関まで行きドアの前で待機
飼い主が帰宅しドアを開けると、ドアの目の前にすでに愛犬が待機していた…という光景をよく見る飼い主さんは多いです。犬のこの行動には、大きく分けて2パターンあります。
1つは、飼い主さんが出かけてから、ずっとドアの前で待機しているパターンです。比較的短時間で飼い主が帰ってくるご家庭の場合は、玄関前にずっと待機し、飼い主が帰ってくるのを今か今かと待っている犬も多いです。
もう1つは、部屋の中をウロウロと動き回っている最中に、飼い主が帰ってくる足音が遠くから聞こえ、玄関ドアへ移動したパターンです。犬の聴力は非常に優れており、遠くの音も感知すると言われています。
毎日聴いている飼い主の足音を聞き分けることもできるため、家の中にいながら飼い主の足音を感知し、「飼い主さんがこっちに向かってる!」とドアの前へ移動する犬も多いです。
5.時折「クゥ〜ン」と切なげな声を出す
子犬に多く見られる行動です。お留守番に慣れてきた犬であっても、時折飼い主がいな状況に寂しくなり、思わず「クゥ〜ン」と切なげな声を出してしまうことがあります。
また、何か不安に感じる出来事があった時にも、お留守番中に「心細いよ。怖いよ。早く帰ってきて」という思いを込めて、悲しげな声を出していることがあります。
もしも成犬になっても頻繁に甘えたような切ない鳴き声を出し続けている場合は、分離不安が原因である可能性も考えられます。分離不安が疑われる場合は、一緒に過ごす時間の距離感を見直しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬はお留守番中、飼い主がいない寂しさを自分なりにやり過ごそうと様々な行動を取っています。お留守番に慣れず、あまりにも問題行動を起こしている場合は、分離不安が疑われるので接し方を見直しましょう。