飼い主LOVEな犬たち♡でも度が過ぎた態度をとっていると…
多くの犬は、飼い主の側にいたがったり、飼い主が近づいていくと嬉しそうな表情や態度を見せたりします。そんな飼い主LOVEな犬たちですが、飼い主の行動によっては無償の愛が壊れてしまうことも…。
犬は素直で感情豊かな動物なので、ちょっとしたことに一喜一憂します。以下のような飼い主の行動が続くと、犬たちも愛情が冷めてしまい、飼い主に対して不信感を抱くこともあるのです。
- 一緒にいるのに構わない
- 大きな声で怒鳴ってばかりいる
- 気分によってルールを変える
- 犬が嫌がるような接し方や遊びをする
- ちょっとしたことで慌てたり取り乱したりする
こうした行動は、犬の心を傷つけ不快感を与えてしまいます。ストレス要因が飼い主となってしまえば、飼い主への信頼は失われ、敵認識されてしまうこともあるのです。
犬が飼い主を嫌っている3つのサイン
「なんだか最近、愛犬が素っ気ない」と感じる方は、先に紹介したNG行動に思い当たる節はありませんか。「やってしまっているかも」と思った方は、愛犬に以下のようなサインが現れていないか確認してください。
サインが見られる場合、すでに嫌われてしまっている可能性があります。
1.名前を呼んでも無視を決め込む
犬の多くは、飼い主が名前を呼ぶと即座に振り返ったり、自ら近寄ってきたりします。もちろん、犬の性格は個々で違うため、中には気分的に乗らないと視線だけを向けて反応が薄い犬もいるでしょう。
しかし、飼い主を嫌っている犬は気分などは関係なく、毎回飼い主の呼び声に応えることはありません。ちらりと見るだけでそのまま寝転がっていたり、中には渋々といった様子で短いため息をつき近寄ってくる犬もいます。
こうしたサインが見られる場合は、飼い主に対して愛想が尽きている可能性があるので、すぐに関係を改善する努力が必要です。
2.触れようとすると唸ったり歯をむき出したりする
犬は飼い主に触れられると嬉しそうな表情を見せたり、「もっと撫でて〜」と言うように擦り寄ったりお腹を見せたりすることが多いです。
しかし、飼い主を嫌っている犬の場合、飼い主が触れようとすると唸ったり歯をむき出したりすることがあります。「触ったら攻撃するぞ!」と威嚇しているのです。
ここまで嫌がられるということは、よほど愛犬が嫌なことを繰り返している可能性があります。今までの行動を思い返して、何が原因でこのようになってしまったのか考え直してみましょう。
3.近づくと後ずさりする
飼い主に対して不信感を抱いたり不安を感じている犬は、飼い主が近づくとそれに合わせて後ずさりすることがあります。
犬の中には、叱られた後に気まずい思いをしているため、飼い主を見ると少し後ずさりすることはあります。しかし、毎回飼い主から逃げるようにソロソロと後ずさりする場合、飼い主に対して警戒心を抱いているサインです。
以前、叱られた時に大声で怒鳴られたり叩かれたりといった怖い経験を与えてはいませんか。トラウマになっている可能性があるので、なるべく早く関係を改善できるよう努力しましょう。
愛犬に嫌われているかも…解決策はあるの?
もしも上記の犬が飼い主を嫌っているサインに心当たりがある場合、なるべく早く関係改善できるよう行動を起こす必要があります。愛犬に嫌われてしまった飼い主は、まず愛犬の信頼を取り戻ることが先決です。
以下のような接し方や行動を意識的に取り入れ、愛犬との関係改善を図りましょう。
- 柔らかい雰囲気と声で接するように心がける
- 常に落ち着いた態度を見せる
- 犬を騙すような遊びやからかいをしない
- ルールを一貫する
- ちょっとしたことでも褒める
- 急に近づかず少しずつ距離を縮める
急に距離を縮めてしまうと、余計に警戒心を強めてしまう恐れがあります。そのため、まずは遠くから声をかけてみるなど、ちょっとしたアクションから始めましょう。
飼い主に近づかれることに慣れてきたら、落ち着いた態度で柔らかい声音を意識して接するように心がけてください。優しくマッサージするように撫でたり、おもちゃを使って遊んだりと愛犬が「飼い主といると楽しい!」と思えるような過ごし方を実践してみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は飼い主に対して深い愛情と信頼を持っています。
しかし、飼い主があまりに行きすぎた行動をしていると、やがて愛情が冷め、愛想をつかされてしまいます。そうならないよう、日々愛犬の気持ちに寄り添い、思いやりの行動を忘れないようにしましょう。