帰りを待っていてくれる
わんこと暮らす醍醐味の1つが、帰宅時のお出迎えではないでしょうか。仕事や学校で嫌なことがあったり、疲れ果てて帰ってきたとしても、愛犬がブンブンとしっぽを振って喜びいっぱいに出迎えてくれると全て吹っ飛んでしまいます。
こんなにも自分を待っていてくれる存在があるということ、自分を必要としてくれる存在があるということを改めて感じるだけで、大げさかもしれませんが生きる力をもらえるようにすら感じることができるのです。
人間関係の輪が広がる
わんこを連れて歩いていると、知らない人から声をかけられることが増えます。相手もわんこ連れで散歩のタイミングがいつも一緒だったりすると、何度も顔を合わせるうちにいわゆる「犬友」に発展することもあります。
特に都会では「隣は何をする人ぞ」な現代社会の中、わんこがいるだけでご近所に知り合いが増え、孤独を感じることが減っていくのです。これは「社会的潤滑油効果」とも呼ばれ、心理学などの分野でも注目されているものです。
普段のお散歩だけでなく、旅先などでもわんこが一緒だと現地の人や旅行客同士で思いがけない交流が生まれ、「わんこと一緒で良かったなあ」と実感できます。
健康的な生活習慣が身につく
わんこの体内時計は驚くほどきっちりしており、生活習慣もしっかりしています。朝ごはんやお散歩の時間もしっかり把握していて、飼い主さんが休日かどうかには関係なく、決まった時間に催促してくるという子も少なくないでしょう。
早起きが苦手な人や出不精な人は、これらのルーティンを最初は苦痛に感じるかもしれませんが、愛犬に付き合わされているうちに「早寝早起き」「適度な運動」という健康的な生活習慣が身についていきます。出かけるまではおっくうに感じるお散歩も、いざ出かけてみると楽しく感じるものですよね。
小さな幸せにたくさん気づく
わんこは過去に縛られたり未来に不安を感じたりすることなく、「今」を一生懸命に生きる動物です。そんな彼らと一緒に暮らしていると、普段は見逃してしまいがちな小さな幸せにたくさん気づくことができます。
愛犬の嬉しそうな表情や幸せそうな寝顔を見るだけで癒されますし、寄り添ってきてくれた暖かい体温を感じるだけで愛おしい気持ちになれます。
実際に近年の研究では、わんこと人間が見つめ合うことで、お互いに「幸せホルモン」であるオキシトシンが分泌されることがわかっています。オキシトシンには抗ストレス作用があり、日常のストレスを和らげてくれる効果があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もちろんわんこと暮らしていくためには、良い点ばかりを見ているわけにはいきません。雨や雪の中でもお散歩をしなければならないかもしれませんし、お世話のために飲み会や旅行の誘いを断らなければならないかもしれません。
そして最後には悲しい別れも待っています。これからわんこと一緒に暮らしたいと考えている人は、それらに耐える覚悟と責任感を持たなければなりません。でもその覚悟ができれば、わんことの暮らしには大変さ以上の素晴らしさが確かにあります。