飼い主さんぞっこん♡犬が抱っこをせがむ5つの心理
愛犬から抱っこをせがまれることはありますか。基本的に、犬は地面から足が離れることを嫌う動物なので、抱っこを苦手する子も多くいます。そんな中でも抱っこをせがむのは、犬にどのような心理が働いているからなのでしょうか。
1.甘えたい
犬が抱っこをせがむ最も大きな理由として、飼い主さんに甘えたいという気持ちが強く影響しています。飼い主とスキンシップをとることで、安心したりリラックスしたり、ポジティブな気持ちになれるからです。
抱っこをせがむ時、前足でちょんちょんと突いてくる子もいれば、強引にグイグイと体を擦り付けてくる子もいます。こうした行動も飼い主に甘えたいと思っているサインです。
2.かまってほしい
その日なかなかかまってもらえていないと、犬は自ら飼い主に「かまって」「遊んで」とアピールしてくることがあります。その1つに抱っこをせがむという行動があります。
飼い主に抱っこしてもらうことで、自分に注意を向けてほしい、もっと一緒に過ごしたいという思いを解消してもらおうとしているのでしょう。
あまりにも「かまってかまって」とアピールがすごい犬の場合、分離不安やストレスが溜まっている可能性もあるので注意が必要です。
3.不安を感じている
犬が飼い主に抱っこをせがむ理由の1つに、飼い主が信頼できる安心感のある存在だからという理由があります。そのため、飼い主に不安げな表情で抱っこをせがむ場合、何か不安を感じている可能性が高いです。
人間にとっては些細なことでも、犬にとっては大きな不安やストレスになることがあります。不安を払拭するために飼い主の体温を感じたい、守ってほしいと抱っこをせがむ犬はとても多いです。
4.リラックスしたい
「なんとなく眠い」「疲れた」といった状況では、リラックスしたいという気持ちから飼い主に抱っこをせがむ犬は多いです。
飼い主に抱っこされることで、いざ敵が襲ってきても守ってもらえるという安心感から、飼い主の腕の中は最も安心できる場所だと思っているのでしょう。
5.寒い
冬やクーラーが強く効いている夏の室内など、犬は寒さを感じている時、飼い主の腕の中に入り、寒さをしのごうとすることがあります。飼い主の体温を直に感じることで、体を温められると考えているからです。
冬場はもちろん、夏場もクーラーを効かせすぎていると、犬が寒さを感じることがあります。特にシングルコート犬種は被毛が1枚しかないため、寒さを感じやすいと言われています。愛犬が寒さを感じているような仕草を見せたら、室内の温度が下がりすぎていないか確認しましょう。
「抱っこして」の要求に応じすぎるのはNG
愛犬からの「抱っこして」という要求は、とても可愛らしいですよね。大変な労力を使うわけでもないため、つい要求されるたびに応えてしまうという飼い主さんも多いでしょう。
「抱っこして」という要求に応じること自体は悪いことではありません。飼い主と犬の信頼関係を築く上でもとても有効です。しかし、要求に応じすぎると、飼い主はいつでも抱っこしてくれると勘違いし、抱っこできない状況でわがままになってしまう恐れがあります。
また、飼い主に抱っこされ続けていると、分離不安や人見知り(犬見知り)を引き起こし、かえって愛犬のストレス要因を増やしてしまうこともあります。
こうした悪影響を与えないためにも、抱っこは飼い主の状況を優先することを心がけてください。もしも抱っこをせがまれた時に飼い主が忙しい場合は、遠慮なく「後でね」と声をかけて、飼い主のタイミングで抱っこしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が飼い主に抱っこをせがむのは、飼い主のことを心の底から信頼している証拠です。しかし、あまりに要求に応じすぎてしまうと、わがままになったり分離不安を引き起こしたりする恐れがあるので、適度に応じるように心がけましょう。