犬の多頭飼育をする前に読んでおきたい5つのルール
可愛い犬なら何匹でも飼いたい!と感じるかもしれません。
保護犬も増加していますので、引き取りたいと考えている方もいることでしょう。
ただ、多頭飼育となると楽しいばかりではなく苦労することもやはり増えます。
それは先住犬がいる家庭がもう1匹犬を迎え入れる場合だけでなく、猫などの先住ペットがいる場合も同様です。
テレワークが推進される今、犬の多頭飼いに踏み切る飼い主さんが増えています。しかし、多頭飼育崩壊も合わせて増加してしまっているのも事実です。
これから犬の多頭飼育を考えている方は、実際にどんな生活になり苦労があるのかを把握しておきましょう。
ぜひここでお伝えする犬の多頭飼いの5つのルールをお読みください。
1.十分な飼育スペースを確保する
犬の多頭飼育をする際には、それぞれの犬が落ち着けるスペースを確保しましょう。
ケージは別々に用意を行い、特に先住犬のお気に入りスペースは大切に守ってあげてください。
お互いの犬が慣れるまでは別々の部屋で過ごさせたり、ケージ越しに挨拶をさせていきます。
2.先住ペットとの相性はどうか
「もう1匹犬を飼いたい」と思った時は、先住ペットとの相性について考慮してください。
先住犬がいる場合は、犬種や性格や年齢の相性をよく考えましょう。
同犬種はさほど心配はないといわれていますが、異なる犬種でなおかつ体格差がある場合は、ぜひ一度ブリーダーなどの専門家に相談することをおすすめします。
先住猫がいる家庭が犬を迎え入れる場合は、猫と犬それぞれ生活や習性が異なることを理解することが大切です。
先住ペットを優先して飼育すると、後住犬は真似をして生活するようになることも覚えておいてください。
シニア犬や猫がいる家庭に、元気いっぱいの子犬を迎え入れる場合もストレスや負担がかからないよう配慮が必要です。
また、保護猫や犬を飼育する際も配慮を忘れず、別の居住空間を用意して徐々に慣らすようにしましょう。
3.頭数分の飼育時間を作ること
犬のしつけは多頭飼育になっても、犬1匹と飼い主さんが一対一で行います。
犬の頭数が増えるだけ犬に費やす時間が増えることも覚悟しなければなりません。
新しく犬を迎え入れた時こそ、先住犬へのケアも忘れずに行う必要があります。
犬同士が仲良くなれば一緒に散歩することもできますが、それまでは別々に散歩を行うことになります。
4.頭数分の飼育費用の確保
犬を飼育する費用は、犬の頭数分だけかかると考えましょう。
小型犬を1匹飼育する上でかかる費用は、フード代やワクチン予防費だけで年間10万円程度かかります。
中型犬や大型犬になると費用は増していき、このほかにケガや病気になった際の医療費なども想定しておかなければなりません。
犬の一生を守っていくための経済確保はとても大切なことです。
5.家族からの協力が得られる
犬の多頭飼いをすることは、並々ならぬ体力や時間を費やすことになります。
たった1人で多頭飼育をするのはおすすめできず、やはり家族などの協力が得られる環境でないと大変です。
飼い主の孤独死による多頭飼育崩壊といったニュースがあることもご存知かと思います。
ぜひ今一度、犬を本当に幸せにできるのか?について考慮してみてください。
育児をしながら犬の多頭飼育を行う場合も、ほかの家族とよく話し合った上で結論を出すことをおすすめします。
まとめ
可愛い犬が何匹も家にいたら、それだけで幸せな気持ちになりますね。
しかし実際は、犬の頭数が増えるだけ苦労も増えることも確かなことです。
ぜひ今回お伝えしたルールを読んだ上で、本当に犬の多頭飼いをしたいかどうか改めて考えてみてください。
犬それぞれが幸せになれる生活をぜひ提供してくださいね!