犬がおもちゃに唸っている時の心理4選
愛犬とおもちゃで遊び始めると「ウー!」と唸ってしまうのは一体なぜ?と思っている飼い主さんは多いのではないでしょうか。
楽しそうにしっぽを振りながら唸ったり、犬の方から遊びに誘ってきたのに唸る愛犬を見ると疑問に感じるものですね。
まずは、犬がおもちゃに唸っている時の心理について確かめてみましょう。
1.遊んでくれて嬉しい!
ボールやロープのおもちゃで遊ぶ中「ウー!」と唸るのは、実は「遊んでくれて嬉しい!」と思っているんです。
一見もの凄く怒っているように感じてしまうこの犬の行動は、興奮状態からつい唸ってしまうというもの。
歯をむき出すことはなく、しっぽをフリフリして唸っていればただ興奮しているだけです。
嬉しいなら怒らないで欲しい、と飼い主さんとしては思ってしまいますね。
2.邪魔しないで!
喜んでいる様子でもなく、歯をむき出にして「ウー!」と犬が唸る場合は「邪魔しないで!」と怒っている可能性が高いです。
手を近づけると噛みつかれる恐れがあるので注意しなければなりません。
独占欲が強くなってしまったのは、過去に「おもちゃを取られた」というトラウマがある可能性も。この場合は、愛犬との関係を見直した方がいいでしょう。
3.甘えたい
おもちゃをガブガブしながら犬が唸っている時は「甘えたい♡」という心理状態の表れです。穏やかな表情で小さく唸るのが特徴です。
自分からおもちゃを持ってきて甘える子もいますね。大好きな飼い主さんと遊んで欲しいという気持ちでいっぱいになっている、可愛らしい行動です。
4.狩りを思い出している
おもちゃを噛むと犬は狩猟本能を思い出し、興奮状態に入りやすいです。
おもちゃを噛みながら唸ったり、さらにおもちゃをブンブン振り回す行動を取ります。
これは狩りのマネをして遊んでいるだけなので、怒っているのとは少し違います。
おもちゃを噛んで遊んでストレスを発散している犬も多いので、過剰に反応しなくても大丈夫でしょう。
犬が唸る時の対策
犬が遊んでいる時に唸る主な理由は興奮しているからです。
興奮が高まると吠えたり、噛み付いてしまうことがあるので、唸り始めたら次のような対策を取ってみてください。
クールダウンさせる
おもちゃで遊んでいるうち犬が唸ってきたら、興奮度MAXに近づいてきたサインです。
それ以上遊びを続けるのはやめて、落ち着くまでクールダウンさせましょう。
興奮が落ち着くまでは、犬から遊びに誘われても背中を向けてスルーします。
少し可哀相に感じるかもしれませんが、興奮状態に陥った犬は噛み付いてしまったり、走り回ってケガをする恐れもあるので注意が必要です。
「ちょうだい」の訓練をしておく
おもちゃで遊ぶ時には、「ちょうだい」というコマンドで放させるトレーニングを行いましょう。
むやみにおもちゃを取り上げるのではなく、おやつのご褒美を与えて「放すと良いことがある」と覚えさせるのがコツです。
合わせて「おすわり」や「まて」のコマンドのトレーニングも重ねておくと、興奮状態に陥る前にクールダウンさせることができます。
ぜひ遊びの中にトレーニングを取り入れてみてくださいね。
まとめ
犬がおもちゃ遊びで「ウー」と唸るとびっくりしてしまいますが、必ずしも怒っているわけではありません。
ただ、歯をむき出しにしている場合は噛みつかれる恐れがあるので手を出さないようにしてください。
ぜひおもちゃ遊びの中にしつけトレーニングを取り入れて、上手くクールダウンできる子に育てていきましょう。