犬に絶対に食べさせてはいけない『ナッツ類』3選!最悪死に至る可能性も!

犬に絶対に食べさせてはいけない『ナッツ類』3選!最悪死に至る可能性も!

人間にとって身近な食べ物のひとつであるナッツ。パクパクと食べやすいことから、犬にもついおすそ分けしたくなることもあると思いますが、実は犬にとって危険なナッツがあることを知っておいてください。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

1.マカダミアナッツ

マカダミアナッツ

犬に与えてはいけないナッツとして絶対に覚えておいて欲しいのが、マカダミアナッツです。

マカダミアナッツはチョコレートに入っているなど人間にとっては、とても身近でおいしい食べものですが、犬の体には大きな負担をかけて重篤な中毒症状を引き起こす可能性があるので十分に注意してください。

犬がマカダミアナッツを食べたあと、腹痛や嘔吐、下痢、震え、元気消失といった中毒症状とみられる症状があらわれることがわかっています。

ただし、マカダミアナッツに含まれるどの成分が犬の体に悪影響を及ぼしているのかが、今現在では解明されていません。

中毒症状があらわれるまでの時間は個体差がありますが、早くて摂取から60分程度、一般的には6~12時間以内とされています。

今のところ、マカダミアナッツを食べたことによる直接的な死亡例はなく、致死量などについても正確にはわかっていません。

オーストラリアでの臨床データでは、体重1kg当たり0.7~4.9gで中毒症状が出るとも言われているため、ほんの少量でも体に影響を及ぼす可能性があるのです。

「少しなら大丈夫」などと油断せず、マカダミアナッツやマカダミアナッツを含む食べ物は犬が届かない場所で管理するようにしてください。

2.生のクルミ

クルミ

生の状態のクルミには、たんぱく質の消化を妨げる「酵素抑制物質」が含まれています。

酵素抑制物質は消化不良を引き起こすため、嘔吐や下痢などの症状となってあらわれることがあります。

さらに、クルミそのものに食物繊維や脂質が多いため、消化不良による下痢や腹痛などがより一層ひどくなってしまうことも考えられます。

特に、子犬や老犬、病中病後の犬などにとっては、嘔吐や下痢症状によって体力が奪われてしまうことがあります。

また、リンを多く含んでいることから、尿路結石の原因になることもあるとされています。

酵素抑制物質は十分な時間浸水をさせて、加熱をすることで除去することができます。

もしも犬にクルミを与える際は、適切な処理をするようにしましょう。その上で、与えすぎに注意して体調に気をつけながら与えるようにしてください。

3.味のついたアーモンドやピーナッツ

色々な種類のナッツ

多くのナッツには、良質な脂質やミネラルなどが含まれていて、少量であれば犬も問題なく食べることができます。

しかし、人間がそのまま食べられるように味付けされたナッツ類は、塩分が非常に多いため、犬には与えないようにしてください。

中には、はちみつやバターなどで味付けされているものもあるので、糖分や油分が多く含まれている場合もあります。

犬の体にとって、それらの成分はあまりいいものではありません。

見た目には少しの量でも、カロリーや塩分が非常に高いことから、肥満を含むさまざまな疾患の原因になることがあります。

また、ナッツ類は硬く消化不良も起こしやすいので、嘔吐や下痢を起こすことも多いでしょう。

さらに、うまく噛み砕けずに丸飲みするような形になってしまうと、詰まって腸閉塞などを引き起こすこともあります。

腸閉塞は命の危険さえある重篤な疾患なので、与える時は細かく砕いたり、粉末状にしたりして気をつけて与えてください。

危険なナッツを食べてしまった場合の対処法

診察されている犬

中毒症状を引き起こす可能性のあるマカダミアナッツを食べてしまった時や、味付けされたナッツを大量に食べてしまった時は、犬の体調に十分注意してください。

マカダミアナッツによる中毒症状は、無治療でも24~48時間程度で回復することがほとんどだとされています。

ただし、食べた量や体質によっては、重篤な症状を引き起こす場合もあるので油断はできません。

嘔吐が激しい場合などは、薬物投与や点滴などの対処療法が必要になることもあります。

決して自力で吐かせようとはせず、かかりつけの動物病院に電話で指示を仰ぐようにして、必要に応じた対処を取りましょう。

まとめ

くるみとハスキー

ナッツ類には良質な健康成分も豊富に含まれていますが、種類や加工方法によっては犬の体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

特にマカダミアナッツや生のクルミには注意しましょう。どの程度与えると害が及ぶかわからないため、犬が届かない場所で管理するようにしてください。

また、中毒症状が出ない場合でも、脂質が豊富で肥満や病気の原因になることも考えられます。

さらに、犬にとって危険のないナッツを与える場合も、喉や腸に詰まることのないように細かくするなど、量や形状に配慮して与えてください。

犬にとってナッツ類は食べなくてはならないものではありませんので、無理にあげる必要はありません。危険回避のためにあげないという選択をとったり、手の届くところには絶対放置しないように気をつけましょう。

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