犬の危険な『咬みつきレベル』とは?大きなトラブルになる前に対策を!

犬の危険な『咬みつきレベル』とは?大きなトラブルになる前に対策を!

犬が人を咬むことが問題視されるのは、死亡させてしまう恐れがあるためです。どれくらいのレベルなら危険なのか、深刻なのかを示した「咬みつきレベル」について解説します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬の「咬みつきレベル」とは

前歯を見せて威嚇するチワワ

犬の「咬みつきレベル」は、6つの段階に分けられています。

この「噛みつきレベル」は獣医師やトレーナーとしても活躍されている動物行動学博士のイアン・ダンバー氏により考案されたもので、飼い犬の攻撃性を分析する指標になります。

犬は噛むものだというイメージがありますが、飼い主が知っているだけでもいくつかのレベルに分けることができますよね。

甘えたり遊んだりする時の甘噛みもあります。爪切りやブラッシングなど嫌なことをされて抵抗する時の咬みつきもあります。

また、見知らぬ人が近づいた時の威嚇の咬みつきもありますね。

レベル分けするとどうなるのか、どれくらいまで咬みつくと危険なレベルなのか、本記事ではこの指標をもとに分かりやすく解説します。

犬の咬みつきレベル1

  • 乱暴な態度をする
  • 攻撃的な行動をする
  • 咬みつくような仕草をするものの人の皮膚に犬の歯が触れることはない

咬みつくような仕草をしたり、ワッ!と襲いかかるような行動をしたりすることがあります。「これ以上近づくと本気で咬みつくぞ!」と威嚇している様子です。

人の皮膚に犬の歯が触れることはないため、ケガを負うことはありません。

なぜ咬みつくような仕草や行動をするのか、なぜ威嚇するような攻撃するような態度をとるのか、犬が出すサインの意味を人間側が読み取らなければならない段階の咬みつきレベルです。

犬の咬みつきレベル2

  • 犬が人に噛みつく
  • 人の皮膚に犬の歯が当たる
  • 人の皮膚に犬の歯が当たったことによる小さな切り傷と少しの出血がある

犬が怖がることや嫌がることをしてしまった時、飼い主やトリマーや獣医師がこのレベルでのケガを負うことはよくあります。

小さな切り傷と少しの出血はありますが、犬が咬みつく力の加減をしたことが分かります。攻撃はするものの「これ以上はいけない」ということを十分に理解できている段階の咬みつきレベルです。

犬の咬みつきレベル3

  • 犬が人に噛みつく
  • 人の皮膚に犬の歯が突き刺さる
  • 人の皮膚に犬の歯が突き刺さったことによる刺し傷ができる
  • 刺し傷の深さは犬の歯の半分の深さにも満たない

犬が自分の身を守るための咬みつき行動です。

例えば、手を咬みつかれて引き離そうと手を引いた時、犬の歯が突き刺さったり刺し傷ができたりすることがあります。

傷の深さは浅いのですが、同じ行動が起きないように注意しなければならない段階の咬みつきレベルです。

犬の咬みつきレベル4

腕に咬みつこうとする犬

  • 犬が人に噛みつく
  • 人の皮膚に犬の歯が突き刺さる
  • 人の皮膚に犬の歯が突き刺さったことによる刺し傷ができる
  • 刺し傷の深さは犬の歯の半分を超える
  • 出血を伴う裂傷が見られる

飼い主では制御することが難しい犬の咬みつき行動です。

例えば、手に噛みついた後に振り回すような行動をしたため、犬の歯の半分を超える深さの傷ができます。出血を伴い、裂傷が見られます。

ドッグトレーナーや訓練士などのプロによるトレーニングをしなければならない段階の咬みつきレベルです。

犬の咬みつきレベル5

  • 人の体の複数の場所にレベル4の咬みつきが見られる

一度では足りず、人の体の複数の場所に何度も咬みつきます。口を離したかと思うと、また咬みつくのです。

プロによるトレーニングで改善される見込みは少なく、安楽死されてしまう可能性のある段階の咬みつきレベルです。

犬の咬みつきレベル6

  • 人を死に追いやるほど咬みつく

人の体の複数の場所に咬みつき、傷も深いため失血死する恐れがあります。

プロによるトレーニングで改善される見込みは少なく、安楽死されてしまう可能性のある段階の咬みつきレベルです。

まとめ

革製の口輪を着ける垂れ耳の犬

犬の咬みつきレベルは動物行動学博士のイアン・ダンバーさんが考案したもので、6つの段階に分けられています。

「咬みつくふりをする」のが「レベル1」、「人を死に追いやる」のが「レベル6」です。

あなたの愛犬に咬みつき行動はありますか?

もし咬みつき行動があるのであれば、どのレベルの段階なのか見極めてみましょう。

はてな
Pocket
はてな
Pocket
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。