️しつけが難しい犬種と性格
1.ロット・ワイラー
危険犬種に属する「ロット・ワイラー」ですが、堂々とした迫力のある容姿を持ちながら、素直で穏やかな性格をしています。
「ロッティ」の愛称で親しまれ、ヨーロッパやアメリカで人気の犬種です。
- 原産国:ドイツ
- 体高:オス61〜69cm、メス56〜63cm
- 体重:オス50〜60kg、メス35〜48kg
2.ボルドー・マスティフ
たくましい体つきに困ったような表情が印象的な「ボルドー・マスティフ」は、日本ではあまり見かけない希少犬種です。別名「フレンチ・マスティフ」とも呼ばれています。
体の大きさは超大型犬に分類されます。飼い主に忠実で、気性はおっとりしています。
- 原産国:フランス
- 体高:オス60〜67cm、メス57〜65cm
- 体重:オスメス共に54〜65kg
3.セント・バーナード
個体によっては、体重が100kgを超えることがある「セント・バーナード」。マイペースに見えて、実は忍耐強く繊細な一面を持つ犬種です。
以前は山岳救助犬として活躍していましたが、現在ではセラピードッグとしての需要が増えています。
- 原産国:スイス
- 体高:オス70〜90cm、メス65〜80cm
- 体重:オス64〜82kg、メス54〜64kg
4.チャウチャウ
頑固で冷静沈着な「チャウチャウ」は、正方形に収まりそうな体格と、「ブルー・ブラック」と呼ばれる珍しい舌の色が特徴的な犬種です。
モコモコの分厚い被毛は暑さに弱いため、夏場の温度管理には気を配る必要があります。
- 原産国:中国
- 体高:オス48~56cm、メス46~51cm
- 体重:オス25〜32kg、メス20〜27kg
5.秋田犬
天然記念物に認定されている「秋田犬」、飼い主に従順で、我慢強い特徴があります。日本犬は全国で6種類しかいないので、貴重な存在です。
秋田犬に会いたくなったら、「秋田犬に会える秋田県内の公式スポット」に足を運んでみましょう!
- 原産国:日本
- 体高:オス64〜70cm、メス58〜64cm
- 体重:オス45〜59kg、メス32〜45kg
️「しつけが難しい犬」に共通する特徴は?
「しつけが難しい」と聞くと、ワガママで傲慢な性格が脳裏をよぎりますが、それは全くの誤解です。覚えが悪い訳でもなく、賢さゆえの警戒心の強さや縄張り意識の強さが起因しています。
- 防衛心が強い
- 神経質で怖がり
- 力が強く、初心者ではコントロールしにくい
共通点としては、上記のような特性となり、番犬向きの犬であることが多いです。接し方次第では、飼い主に忠誠心を示してくれます。
️犬による「咬傷事故」を知る
犬による咬傷事故は、年に数千件発生しています。人間が襲われるケースから犬同士の事故まで、状況は様々です。
痛ましい事故を未然に防ぐため、人に危害を与える恐れのある犬種を「特定犬」と定めている自治体があります。
特定犬は、県知事または市長が指定しています。そのため、自治体によって多少の違いはありますが、以下8種類は共通しています。飼い主は、条例に則り飼育しなくてはいけません。
- 秋田犬
- 土佐犬
- ジャーマンシェパード
- 紀州犬
- ドーベルマン
- グレートデーン
- セントバーナード
- アメリカンスタッフォードシャーテリア
️まとめ
犬のしつけは、早く始めるに越したことはありません。犬種の特性上、コントロールが難しい犬もいますが、人間と犬の共生に配慮しながらしつけをするのが、飼い主に課せられた義務です。
どちらかというと、オスよりメスの方が性格が落ち着きやすく、しつけはしやすい傾向にあります。
飼い主が犬に費やせる時間を考えつつ、自分にぴったりの犬を選ぶようにしてください。