犬を動物病院にスムーズに連れて行く7つの方法
犬と飼い主さんにとって動物病院は大切な場所。
ですが、病院を行くと知った瞬間、犬が逃げてしまったり、暴れてしまったりすると連れて行くだけで一苦労ですよね。
中には病院に行くと震えてしまう犬もいますが、怖がるのは何らかの嫌なトラウマが原因になっています。
そんな病院嫌いの犬をスムーズに連れて行く方法についてご紹介します。
1.電話予約をする
まずは病院に行く前に電話予約をするのをお忘れなく。動物病院によって予約制ではない場合もありますが、予約優先の場合は待ち時間を減らすことができます。
この時に「おやつを持参したり、与えてもいいの?」と相談しておくと、病院なりの対応を教えてくれます。
健康状態によって診察前の食事NGの場合もあることを覚えておいてください。
2.両手が使えるようにする
病院嫌いの犬は暴れるおそれがあるので、飼い主さんは肩がけバッグなどの利用がおすすめ。
診察室でも両手で押さえる必要があるので、両手で自由に使えるようにしておきましょう。
動きやすく汚れても良い服装を着ることも、合わせておすすめします。
3.キャリーバッグに入れていく
ペットを動物病院に連れて行く時は、キャリーバッグに入れましょう。
病院が嫌がる犬ほど、キャリーバッグに入れて落ち着かせる必要があります。待合室にもキャリーバッグは持ち込みます。
このためにも日頃からキャリーバッグに慣らしておくことが、動物病院をスムーズに済ませるポイントでもあります。
中型犬以上や多頭飼育の方は「犬用カート」があると移動が楽になるのでこちらもおすすめします。
4.バスタオルで暗くする
キャリーバッグの中には愛犬お気に入りのバスタオルを入れて、さらに暗くしておくと安心する子が多いです。
恐怖や興奮でお漏らしをしてしまう犬もたくさんいるので、ペットシーツや処理袋、ペーパー類も一緒に用意しておきましょう。
5.散歩に見せかけて出発する
多くの飼い主さんがやっているのがこの方法。「散歩に行くふりをして病院へ行く」という手段です。
病院嫌いな犬は、病院に行くことを知ってしまうと逃げ隠れてしまうことがあるので悟られないようご注意を。
徒歩で病院へ向かうと途中で進まなくなる可能性もあるので、車や犬用カートで連れて行ってしまった方がスムーズかと。
とくに中型犬や大型犬の場合は暴れてしまうと大変なので、移動手段はよく考慮しておくといいですね。
6.ボディタッチに慣らしておく
これは病院外でできることですが、犬が病院嫌いになる理由に「体を触られるのが嫌だ」というものがあります。
ボディタッチに慣れていない犬ほど診察がストレスになりやすいので、日頃からボディタッチをしてコミュニケーションを図るようにしておきましょう。
慣らしておくとドッグサロンやペットホテルでも、落ち着いて対応できるようになります。
7.病院後はたくさん褒める
病院をトラウマにさせないために、診察後はたっぷり褒めてあげましょう。
可能であればここでおやつを与えると、「病院に行くと良いことがある」と少しづつ覚えてくれます。
犬を動物病院へ連れて行く際の注意点
動物病院にあまり慣れていない飼い主さんは、スムーズに診察を済ますためにも、連れて行く際の注意点をぜひチェックしてください。
事前に排泄を済ませておく
動物病院へ行く前にできる限り排泄を済ませておきます。
また、犬の体調に異変がある時は排泄物を持参することもあるので、その場合は電話で確認しましょう。
待合室でおやつは与えない
待合室にはほかにペットもいるので、了承が得られない限りおやつなどの食べ物をあげないでください。
検査や手術を控えている子は絶食しなければならず、また食べ物のにおいが刺激となり体調を崩す子もいます。
ただし健康な時の通院時は、犬が大好きなおやつを持参して病院の前や車内などで与えて緊張をほぐしましょう。
おやつの効果で動物病院に対する嫌なイメージを払拭するのが1番望ましいです。
診察内容によって飲食NGの場合もあるので、予約する際におやつを与えていいか確認するとより安心です。また、診察後も与えて良いか確認をしましょう。
ほかのペットとの交流は避ける
待合室で出会うペットたちは可愛いですが、体調の悪い子もいるので交流は避けましょう。
つい犬や猫を見ると触れてしまう方もいますが、飼い主さんがOKを出さない限り控えてください。
持ち物を確認する
動物病院に行く際の持ち物をチェックします。
- 診察券
- ワクチン証明書
- 保険関係の書類
- キャリーバッグ
- 首輪やリードやハーネス
- 与えている薬やサプリ
- ティッシュや排泄処理のビニール
- 必要であれば排泄物
スムーズに済ませるためにも、忘れ物にはご注意ください。
まとめ
病院嫌いの犬を連れて行くのはとっても大変ですが、ぜひ少しでもスムーズに済ませるために工夫をしてみてください。
おやつで釣る場合は事前に病院に確認をしておき、待合室ではほかのペットへの配慮を忘れないようにしましょう。
ぜひ日頃からキャリーバッグやボディタッチに慣らしておき、万が一の時にも落ち着いて行動できるようにトレーニングすることをおすすめします。