1.「猫」
「社会化期」という学びの時期を充実に過ごすことができた犬と猫であれば、相性が良く一緒に飼いやすいです。お互いが社会化期である頃に飼い始めると仲良くなれる確率が高いです。
社会化期は犬にも猫にも生涯を左右する重要な時期です。母犬や母猫、兄弟犬や姉妹猫と遊びや暮らしを通して「良いこと」「悪いこと」「危険なこと」「やってはいけないこと」などを学びます。
犬と猫が社会化期を一緒に過ごすことでお互いの関係性を学ぶことができ、本能や習性や行動の違う者同士でも仲良くなれるのです。
一緒に飼う時のポイントや注意点
- 犬は群れで生活する動物であるため社交的
- 猫は単独行動を好むため基本ツンデレ
※犬が猫を構い過ぎると、猫がストレスを感じやすいです。
- 犬は与えられた時に食事をし、完食することがほとんど
- 猫は与えられた分を1日かけて少しずつ食べることがほとんど
※食べ残しを他の子が食べてしまったことに飼い主が気づけないと肥満や病気の原因になりやすいです。
- 犬の爪は伸びても鋭く尖ることはない
- 猫の爪は伸びると鋭く尖る
※伸びて鋭く尖った猫の爪が人の肌をかすっただけでも鋭利な刃物で切ったような傷になることがあります。じゃれて遊んでいる時に犬の皮膚を傷つけてしまわないよう注意が必要です。被毛に覆われているためケガに気づけないことがあります。目を傷つけてしまうと失明の恐れがあります。一緒に暮らすのであれば定期的な爪切りが必要ですので、飼い主が切ってあげられるとよいです。
2.「鳥」
基本的に鳥かごの中で暮らす鳥は、一緒に飼いやすく犬が仲良しになりやすい動物です。
鳥を室内で放し飼いにすることはほとんどないのではないでしょうか。自由に飛ばせてあげたい時は犬と別室にすればいいですよね。
犬が飛びかかったり手を出したりすることができないように高い場所に鳥かごを置くようにします。鳥が高い場所を怖がることはありません。
相性を見極める方法
犬が先住なのであれば、普段、鳥に対してどのような反応をしているか思い出してみてください。
お散歩中にハトを追いかける犬もいます。庭にやって来たスズメに向かって吠える犬もいます。
その一方で、公園や広場で遊んでいる時、すぐそばにやって来た小鳥に全く興味を示さない犬もいます。
鳥に対して興味を示さない犬であれば仲良く一緒に暮らす後輩として鳥との相性はよいと言えるのではないでしょうか。
一緒に飼う時の注意点
鳥を捕らえることを目的とした「鳥猟犬」と鳥を一緒に飼うことは難しく、仲良くなれる確率は低いとされています。
鳥猟犬としての過去がある犬種は、ポインターやセッター、スパニエルやレトリバーです。
しかし実際は決して攻撃性のある犬種ではありませんし、鳥と仲良く一緒に飼うことができる犬もいます。
犬が仲良しな動物3.「ハムスター」
基本的に専用のケージの中で暮らすハムスターは、一緒に飼いやすく犬が仲良しになりやすい動物です。
犬が飛びかかったり手を出したりすることができないように、高い場所にハムスターのケージを置くようにします。カゴタイプではなく、アクリルタイプのケージがおすすめです。
犬とハムスターが一緒に仲良く暮らすとは言っても接触することはないでしょう。
ハムスターを室内で放し飼いにしてしまうと小さくて狭い隙間に入ってしまい、出てくるまで待たなければなりません。目を離してしまうと、どこに行ったか分からなくなってしまいます。
一緒に飼う時のポイントや注意点
- 犬は昼に活動して夜に眠る
- ハムスターは夜に活動して昼に眠る
ハムスターは夜に活動します。騒音と言うほど大きな音はしませんが、回し車に乗る音が犬にとってストレスになる可能性があります。
犬が眠る室内にハムスターのケージを置かないようにすることで対処できます。
昼に休むハムスターがゆっくり眠れるよう、犬が活動する部屋とは分けた方がよいでしょう。
まとめ
私が実際に犬と一緒に飼ったことがある【犬が仲良しな動物ランキングトップ3】は「猫」「鳥」「ハムスター」です。
同居を始めたばかりの頃は生活スペースを分けていました。ケージ越しに対面させたり、ケージ越しに同じ室内で過ごさせたりしつつ、少しずつ距離を縮められるように対処しました。
動物も幼い時は好奇心が強く、興味を持って触れたつもりが相手を傷つけてしまうことがあります。
犬はしつけができますから、他の動物との付き合い方をじっくり教えてあげるとよいと思います。