犬に気持ちを伝える時のNG行為
1.気持ちを荒立てる
腹立たしさやイライラなど自分の怒りの気持ちを犬にぶつける行為はNGです。
言葉が分からない犬にとっては不安や恐怖を与えるばかりです。飼い主の気持ちが伝わることはありません。
2.怒鳴る
「○○でしょ!」「やめなさい!」と犬を怒鳴る行為はNGです。反射的に怒鳴ってしまうことがあるかもしれませんが、一時的な効果しかありません。
飼い主の気持ちが伝わったわけではないのです。気持ちが伝わらないということは、同じ間違いを何度でも繰り返してしまうということです。
3.無視する
気持ちを伝えたいからと犬を無視する行為はNGです。「無視されれば分かるだろう」と考える飼い主もいるようですが、犬には疑問や悲しみでしかありません。
「何も起こらないということは許されたということだ」と勘違いしてしまうこともあります。
4.体罰を与える
しつけのためだという飼い主もいますが、犬に体罰を与える行為はNGです。気持ちが伝わらないだけの問題ではありません。
気持ちが伝わらずにイライラし、体罰を与えることが日常的になっていると犬の心は破壊されてしまいます。二度と人を好きになることができない犬になってしまうかもしれません。
犬に気持ちを伝える方法
毎日のお世話を怠らないこと
飼い主の気持ちは毎日のお世話を通して犬に伝わっています。
家族の中でお世話をする時間が長い人のそばに寄って行くことが多いですよね。その人の気持ちがよく分かり、自分の気持ちも読み取ってくれる相手だからです。
毎日のスキンシップやコミュニケーション
お互いの気持ちを伝え合い分かり合うための行為がスキンシップやコミュニケーションです。
言葉で会話をすることができない分、触れ合うことで少しずつ相手の気持ちを読み取ることができるようになります。
どのようにしたら相手に気持ちが伝わるのかということもスキンシップやコミュニケーションから学ぶのです。
犬のボディーランゲージを知る
犬は仕草や行動によって気持ちを伝えますが、それを「ボディーランゲージ」と言います。
伏せるような体勢でお尻を高く上げる仕草は「遊ぼう!」と相手を誘う時のサインですよね。
人が犬に対して同じような仕草をした時、犬に伝わることがあります。
愛犬独特なボディーランゲージがあるかもしれません。言葉で気持ちが伝わらない時は、犬の仕草や行動を参考にしてみるのもよい方法なのではないでしょうか。
愛犬が集中している時に伝える
気持ちを伝えたい時は、愛犬が自分に集中している時に伝えると伝わりやすいです。
他のことに気を取られている時に伝えようとしても全く入って来ないのです。
他の方法を試す
愛犬に気持ちが伝わっていないと感じた時は他の方法を試してみてください。
伝わるまでひとつの方法を試し続けてみることもよい方法なのですが、愛犬には合っていないのかもしれません。
犬それぞれに気持ちが伝わりやすい方法と伝わりにくい方法があります。
まとめ
犬に気持ちを伝える時のNG行為を4つ解説しました。
- 気持ちを荒立てる
- 怒鳴る
- 無視する
- 体罰を与える
どれも犬に不安や恐怖を与える行為です。気持ちが伝わらないだけではなく、何の役にも立ちません。
怒りの感情が出てしまった時は冷静な気持ちになるまで愛犬と離れてみましょう。
無視するのではなく「ちょっと待ってね」と言葉をかけてあげるとよいです。
犬とは過去や未来の話はできません。過去に怒鳴って未来に謝っても何のことか分からないのです。
冷静に伝えることができないのであれば意味がありません。今伝えることが重要だからこそ優しい気持ちで伝えたいですよね。