『犬は幽霊が見える』は本当？よくする４つの不気味な行動と真相を解説

1.何もない場所に向かって吠える

部屋で過ごしている時に、愛犬が壁や天井などに向かって吠える様子を見て「何がいるの！？」と怖くなったことがある人もいるのではないでしょうか？

犬も驚いたように「ワンッ！」と一声上げる場合や、そこにいるものを追い払うように「ワンワンワン！」と吠えたてる場合などがあります。

ただし、何かを目で追うような様子が見られる場合は、目視しにくい極小で動きの速い虫などが飛んでいたり、小さな影や光が見えていることも考えられます。

また、目の作りや視神経の違いから、犬には人間に見えない紫外線が見えている可能性があるということも最近わかってきました。そのため、何もないように見える場所にも、犬の目には何かしらのものが見えている可能性が考えられるのです。

2.突然尻尾を振りはじめる

飼い主さんが声をかけたり、目が合ったりしたわけではないにも関わらず、犬が突然尻尾をユラユラと振ることがあります。

犬が尻尾を振るのは、自分の感情を表現する時や対峙している相手とコミュニケーションを取る時です。そのため、状況に何も変化がない時に犬が尻尾を振り出したら、「どうしたの？」と不思議に感じるのが当然だと思います。

亡くなった同居犬がいつもいた場所に向かって尻尾を振る、などといった話も聞いたことがあるので、コミュニケーションを取りたいと感じる相手の霊が見えている可能性もないとは言えないと感じています。

3.散歩中に通るのを嫌がる場所がある

散歩中に犬が突然立ち止まり、引っ張っても動こうとしなくなることもあると思います。

どちらに向かっても動かない場合は、「抱っこして欲しい」「歩きたくない」といった気持ちのあらわれの可能性が高いと思いますが、一定の方向に進むことだけを拒否する場合はそうではないのかもしれません。

つまり、これから進もうとしている方向に、何か近寄りたくないものが見えていて、歩くことを拒否している可能性があるということです。

もしも本当に幽霊がいるとするならば、外の世界では家の中以上に、さまざまな人や動物の霊が存在する可能性があります。

そのため、交通量の多い道路や交差点の付近などで、そのような行動が見られたら、幽霊を見ていることも考えられるでしょう。

ただし、その周辺で過去に嫌な体験をした場合などは、単純にトラウマから先に進むのを嫌がっていることが考えられます。

苦手な犬から吠えられた経験があったり、その道のずっと先に嫌いな動物病院があったり、ということが考えられる場合は、霊とは関係なく進むのを拒否しているのかもしれませんね。

4.動きを止めてじっとする

突然ピタッと動きを止めて、その場でじっと止まっていたり、視線が定まらないようにキョロキョロとしていたりする時は「何があったの？」と不可解に感じますよね。そのような時は、何か目に見えないものの気配を感じている可能性があります。

しかし、犬は人間に比べて嗅覚や聴覚が優れているので、微かに漂って来るにおいや音を感じ取っていることも十分に考えられます。そうしたものを感じて、「どこから香って／聞こえているんだろう？」とその原因をキョロキョロと探しているのかもしれませんね。

まとめ

結論から言うと、犬に幽霊が見えているかはわかりません。犬は人間の言葉で状況を説明することができないため、本当に何かが見えているのか、ほかのものに反応しているだけなのかがわからないからです。

しかし、人間でも霊感が強い人もいますし、家庭犬と言えども本能が残る動物なので、幽霊など目には見えないものの気配を感じ取ることがあってもおかしくはないと思います。

犬が不可解に感じる行動を取っている時には、私たちでは気がつかない微かなにおいや音を感じている可能性もありますし、霊的な何かを見ている可能性もあります。必要以上に心配することなく、あたたかい目で見守ってあげましょう。