「精油」を使った犬用虫除けスプレーの作り方
犬用虫除けに使用する精油は、防虫効果・殺菌効果・消臭効果・抗菌効果を期待できる香りをおすすめします。
虫が嫌う香りを使用することで犬にも人にも虫が寄りつかなくなります。
- ローズマリー
- ラベンダー
- ペパーミント
- ユーカリ
- ティーツリー
- レモングラス
精油の中には犬が苦手な香りが含まれることがあります。犬によって好みが違うことがあります。
愛犬が嫌がらない香りを選んでください。原液の香りを嗅がせるのはやめましょう。犬には刺激が強すぎます。鼻の粘膜を傷めたり、体調を悪くしてしまうことがあります。
犬用虫除けスプレーを作った後、室内に吹きかけるなどしてお試しください。
用意するもの
- お好みの精油
- 精製水
- スプレーボトル
作りたい量に合わせてスプレーボトルを用意します。100ml~300mlくらいがおすすめです。
精油・精製水・スプレーボトル全てドラッグストアで購入することができます。100円ショップのアロマオイルは精油ではなく香料です。犬用虫除けにはおすすめできません。
精油はアロマオイルや加湿器を取り扱っている専門店やホームセンターでも購入することができます。
作り方
1. スプレーボトルに精製水を入れます。
2. 精油を数滴入れます。200mlに対して10滴が目安です。
使用する時は精製水と精油をよく混ぜ合わせるように振ってからスプレーしてください。
使用する滴数は目安です。直接体にスプレーする場合は濃度を薄くして使用しましょう。問題がなければ濃度をあげることも可能です。皮膚に直接ついてしまうことがありますので、パッチテストをすることを忘れないようにしましょう。
効果的な使い方
- フローリングの拭き掃除の仕上げに使う(フローリングにスプレーして乾拭きする)
- 室内にシュッと吹きかけておく
- お散歩前、愛犬の体にシュッと吹きかける(嫌がる時は飼い主の手にスプレーしてから体を撫でるように付けるのがおすすめ)
- お散歩の時に持ち歩き、蚊や虫の多い場所で周囲にシュッと吹きかける
犬に精油入りの虫除けスプレーを使う安全性
正しく使えば犬にも精油は害ではありません。精油は植物から産出されるオイルです。
似たものにはアロマオイルと香料がありますが、アロマオイルは植物由来の天然香料を希釈したもので、香料は化学物質です。
ラベンダー(精油)
ラベンダーの精油には鎮静効果があります。犬用の虫除けに使えるだけではなく、犬の興奮を落ち着かせる効果も期待することができます。
無駄吠えの予防によいとされています。
ローズ(精油)
ローズの精油には中枢神経系を安定させるリラックス効果があります。不安や緊張で落ち着きがなくなってしまう犬におすすめです。
例えば、動物病院の待合室でソワソワしてしまう時、虫除け効果も期待しつつ、シュッとスプレーしてから出かけてはいかがでしょうか。
虫が嫌う香りの精油にプラスして犬用虫除けを作ってもOKです。
ベルガモット(精油)
ベルガモットは柑橘系の香りの精油です。柑橘系は苦手な犬も多いですよね。ストレスの軽減効果や安眠効果を期待することができます。
お留守番中の犬の虫除けとストレスの軽減のため、室内にシュッとスプレーしてから出かけるのがおすすめです。
柑橘系の香りが苦手でなければ、虫が嫌う香りの精油にプラスして犬用虫除けを作ってもOKです。
犬に注意が必要な精油
虫が嫌う香りの精油としてご紹介したのですが、「ティーツリー」「ユーカリ」「ローズマリー」の精油は使い方を間違えると犬に害を及ぼすことがあります。取り扱いには十分に注意してください。
ティーツリーの精油を犬が誤飲しないよう注意してください。中毒症状や嘔吐を引き起こすことがあります。
犬の皮膚に原液を直接使用しないでください。炎症や痒みや脱毛を引き起こすことがあります。
ユーカリの精油を犬が誤飲しないよう注意してください。嘔吐・腹痛・呼吸困難を引き起こすことがあります。
ローズマリーの精油をおすすめできない犬がいます。てんかん発作のある犬、妊娠初期の犬、高血圧の犬などです。てんかんでは発作を誘発する可能性があるとされています。
まとめ
精油を使った犬用虫除けの作り方を解説しました。
精油は正しく使えば犬にも安全な香りです。ティーツリーやユーカリやローズマリーに関わらず、犬が精油を誤飲してしまわないよう取り扱いにご注意ください。