犬用の衣類等の洗濯に柔軟剤はNG?
犬用の衣類等の洗濯に人間用の柔軟剤を使用する必要性はないと言えます。
柔軟剤の役割は繊維を柔らかくすること、肌触りや着心地をよくすること、摩擦を起こしにくくすることです。
香りを楽しむための柔軟剤もありますね。どれも犬にとって不要なものです。
柔軟剤は犬にとって不快な香り
犬用の衣類等の洗濯に人間用の柔軟剤を使用する場合、飼い主にはよい香りのする柔軟剤ですが、犬にとっては刺激が強く不快な香りです。
どうしても人間用の柔軟剤を使用して洗濯したい場合には無香料のものをおすすめします。
香料は化学物質です
原料に香料が含まれている人間用の柔軟剤を犬用の衣類等の洗濯に使用するのはNGと言えます。
香料は化学物質であり、アレルギーや皮膚障害を起こす物質が含まれている可能性があります。
犬用の衣類等の適切な洗濯方法
洗濯表示を確認する
犬用の衣類(服やブランケット)のほとんどは水洗いが可能です。
基本的には手洗いの表示がされていると思いますが、洗濯ネットに入れてドライ機能やおしゃれ着洗い機能を使用すれば洗濯機で水洗いしても傷みにくいです。
犬用のベッドのほとんどは水洗いができません。洗濯機で洗うと型崩れしてしまうのでご注意ください。
洗濯不可の厚手の犬用の衣類や寝具等を洗濯した場合、十分に乾燥できなかったことでカビや生乾き臭が発生してしまうことがあります。
抜け毛を取り除いてから洗濯機に入れる
犬用の衣類等には抜け毛が付着しています。洗濯機が故障する原因になりやすいため、粘着テープなどを使って抜け毛を取り除いてから洗濯してください。
ペット用の洗濯洗剤と柔軟剤を使用する
犬用の衣類等を洗濯する時は必ずペット用の洗濯洗剤を使用してください。人間と犬とでは汚れやニオイの成分が違います。
人間用の洗濯洗剤では犬の汚れやニオイが落ちないことがあります。
ペット用の洗濯洗剤と柔軟剤は、ホームセンターやペットショップ、インターネットで購入することができます。
浸け置き洗いする
水洗いが可能な犬用の衣類等を洗濯する時、汚れやニオイがひどい場合には浸け置き洗いをしてみてください。
水またはぬるま湯にペット用の洗濯洗剤を適量入れ、衣類等をもみ洗いします。
そのまま30分~1時間くらい浸け置きをした後、手洗いまたは洗濯機で仕上げます。
60℃以上のお湯で浸け置き洗いする
洗濯しても犬臭さが残ってしまう衣類等は、60℃以上のお湯で浸け置き洗いをしてみてください。
60℃以上のお湯にペット用の洗濯洗剤を適量入れ、30分~1時間くらい浸け置きした後にもみ洗いします。手洗いまたは洗濯機で仕上げてください。
60℃以上のお湯で犬用の衣類等を洗濯すると色落ちしたり生地が傷んでしまうことがありますのでご注意ください。
濯ぎを1回プラスする
洗濯洗剤や柔軟剤のすすぎ残しがあってはなりません。
手洗いする場合には流水ですすぎ洗いをするなどし、洗濯機で洗う場合には濯ぎの回数を1回プラスするのがおすすめです。
よく晴れたお天気のよい日に洗濯する
犬用の衣類等は生乾きになると菌が繁殖しやすいです。異臭の原因にもなります。
よく晴れたお天気のよい日に洗濯し、生地を傷めてしまわないために風通しのよい場所で陰干しするのがおすすめです。
まとめ
犬用の衣類等の洗濯に柔軟剤はあまり必要ありません。香りづけのために使用するのであれば犬には全く必要ありません。
犬用の衣類等の洗濯には、犬用(ペット用)の洗濯洗剤と柔軟剤を使用することをおすすめします。
人間用を使用しなければならない場合には香りが少ないものや無香料のものを使用しましょう。