犬は人の感情を理解できる!
近年、オーストラリアの大学で行われた研究で「犬は人の感情を理解できる」ということが判明しています。
研究によると、犬は人間の表情をみて笑顔はポジティブな感情、怒った顔はマイナスの感情だと理解しているということがわかりました。
人の感情を理解できるので、飼い主が感情的になっているときには気を使うことがあると考えられます。
次の章で犬が人に対して気を使っているときの仕草や行動をご紹介していきますので、経験したり見たことがないか確認してみてください!
犬が人に気を使っているときに見せる仕草・行動5選
1.飼い主に寄り添う
落ち込んでいるときや涙を流しているときに、愛犬がそっとそばにきて寄り添ってくれたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。
そんな時はいつものように「かまって!」とねだるわけでもなく、ただ黙って隣にいてくれます。
上記でもお伝えしたとおり、犬は人の表情から感情を理解する生きもの。飼い主が悲しい顔をしていると「元気を出して」という慰めの気持ちから寄り添ってくれているのかもしれませんね。
2.顔や手を舐めてくる
顔や手を舐めてくるのも気を使っている行動のひとつです。
犬が舐めてくるのには愛情表現やおねだりなど、さまざまな理由があります。
飼い主が感情的になっているときに舐めてくるのは、「落ち着いてほしい」「ストレスを減らして普段どおりに戻ってほしい」という気持ちが理由ではないでしょうか。
実際に私自身も学生時代、落ち込んで1人で泣いていたとき実家の犬が涙をぺろぺろと舐めてくれたことがあります。
涙を流しているとき以外は顔を舐めてくることはあまりなかったので、落ち込んだ私を慰めてくれていたんだなと思いました。
3.じっと見つめてくる
飼い主の顔をじっと見つめてくるのも、気を使っている証拠です。犬は人間の表情から感情を読みとっています。
そのため、飼い主がいつもとは違う表情をしているときはじっと見つめ観察しているのです。
この場合、すぐ近くというより少し離れた場所から見つめていることが多いかもしれません。
「いつもとは違うけどどうしたんだろう?」と心配して飼い主を気遣っている行動だといえますね。
4.おもちゃを持ってくる
自分のおもちゃを持ってくるのも気を使ってくれている行動ですね。普段からおもちゃを持ってきてかまってほしいとアピールしてくることもあるでしょう。
しかし、飼い主が落ち込んでいるときにもおもちゃを持ってくる犬も多いそうです。
「一緒に遊ぼう」「おもちゃを貸してあげるから元気出して」と気を使って元気づけようとしてくれているのかもしれませんね。
5.周りをうろうろする
飼い主の周りをうろうろ歩き回るのも気を使っているからだと考えられます。いつもとは違う雰囲気の飼い主を心配し、近くを歩き回りながら様子を見るのです。
家族同士が喧嘩しているときも周りをうろうろし、仲裁に入るような行動をみせることもあります。いつでも大切な家族を気遣い思っているからこその行動ですね。
まとめ
犬が人に気を使っているときに見せる仕草や行動をご紹介しましたが、経験したことがあるものはありましたか?
犬は飼い主のことが大好きだからこそ、少しの変化にもすぐ気づきます。気を使ってくれている仕草を見るとより愛おしさが増しますよね。
ただし、犬は飼い主の感情に共感しすぎてしまうこともあります。
愛犬に気を使わせすぎないように、落ち着いて生活することを心がけてみてくださいね。