飼い主の帰宅を喜ばない心理
1.快適なお留守番だった
快適にお留守番できる環境にいる犬は飼い主の帰宅を喜ばないことがあります。
- 室内の温度と湿度が犬に合わせて管理されている
- 室内が整理整頓されていて落ち着いて過ごせる
- 外からの音に刺激されることが少ない
- 飼い主が帰宅することを分かっている
- お留守番の時間が短い(長くなり過ぎない)
犬が快適にお留守番するためには様々な条件があります。
安心して飼い主の帰宅を待つことができる環境であると不安や緊張や恐怖にストレスを感じることなく過ごせます。そのため飼い主の帰宅を大袈裟に喜ぶことがないのです。
2.お留守番は任務だ
お留守番を「苦痛」ではなく「任務」と考えている犬は飼い主の帰宅を喜ばないことがあります。
苦痛であると「何で置いて行ったの!」「寂しかったよ!」「退屈だった!」「会いたかったよ!」と大袈裟に喜びます。
自分に与えられた任務であると考えている犬は「今日も異常はありませんでした」「ママもお仕事お疲れ様でした」と落ち着いて出迎えることができ、飼い主の帰宅を大袈裟に喜ぶことがないのです。
3.トイレを失敗してしまって申し訳ない
トイレを失敗し、申し訳ない気持ちから飼い主の帰宅を喜ばないことがあります。おしっこがペットシーツからはみ出してしまった、トイレに間に合わなくて敷物に粗相をしてしまったなどです。
犬にだって失敗はあります。トイレの失敗を叱る必要はないと思いますが、「大丈夫だよ」「キレイにしようね」という優しい飼い主の言葉に犬はもっと申し訳なくなってしまうのかもしれません。
トイレの失敗を申し訳なく思い、反省している時は飼い主の帰宅を大袈裟に喜ぶことがないのです。
4.イタズラがバレないかとドキドキしている
イタズラをしている最中に飼い主が帰宅し、バレないかとドキドキしながら出迎えたため喜んでいないように見えるのでしょう。叱られるようなことをしているという自覚があるということですよね。
スリッパを噛んで破壊することで退屈をしのいでいたのかもしれません。ソファーを思いっきりホリホリすることでストレスや寂しい気持ちを発散させていたのかもしれません。
イタズラを叱ることよりも犬がイタズラをせずに済む環境を作ってあげることが大切です。
いけないことだと分かっているけれどイタズラせずにはいられなかったため飼い主の帰宅を大袈裟に喜ぶことがないのです。
5.落ち着いた性格である
興奮して騒いだり、大袈裟に喜んだりなどすることがなく、飼い主の帰宅時も落ち着いて出迎えることができる性格である犬がいます。
生まれ持った性格であるため、喜んでくれないとか嫌われているのではないかと心配する必要はありません。
しっぽを振っていたり、耳を横に倒していたり、微笑んでいるような表情をするなど「嬉しい」の表現をしているはずです。
物静かで落ち着いた性格であると飼い主の帰宅を大袈裟に喜ぶことがないのです。
6.拗ねている
お留守番させられたことに腹を立て、飼い主の帰宅を喜ばないことがあります。
犬は群れで暮らす動物です。常に飼い主と一緒に行動したいのです。
飼い主の嬉しそうな表情や態度から「仕事」ではなく「お出かけ」であることを察したのでしょう。自分も一緒に連れて行ってもらいたかったのです。
期待したけれど連れて行ってもらうことができなかった時、拗ねて飼い主の帰宅を大袈裟に喜ぶことがないのです。
まとめ
犬が飼い主の帰宅を喜ばない時の心理を6つ解説しました。
- 快適なお留守番だった
- お留守番は任務だ
- トイレを失敗してしまって申し訳ない
- イタズラがバレないかとドキドキしている
- 落ち着いた性格である
- 拗ねている
帰宅を喜ばない理由がポジティブな心理なのであれば、今後も安心してお留守番してもらうことができるのではないでしょうか。
ネガティブな心理である時はお留守番や環境について見直しが必要な場合もあります。