お散歩コースは毎回変えるべき?
急な変化や刺激に弱い犬の場合
毎回同じコースでは飽きてしまうこともありますが、いきなり新しいコースを歩くのは犬にストレスを与えてしまいます。見知らぬ音や声やニオイに刺激を受けてしまうためです。
お散歩コースをこまめに変えてあげたい場合には、普段から通い慣れたコースをいくつか持っておくのがおすすめです。
距離が短めのコースと長めのコース、他の人や犬によく会うコースとあまり会わないコース、公園など寄り道できる場所があるコースとないコースなど、使い分けるのもおすすめです。
好奇心が旺盛で刺激を楽しむ犬の場合
お散歩コースを少し変えるだけでも犬にとっては大きな変化です。見知らぬ音や声やニオイに刺激を受けることでストレスが軽減されたり、良い刺激になることがあります。
好奇心が旺盛で新しいことが好きな犬、何にでも積極的にチャレンジしたがる犬には毎回お散歩コースを変えても良いと思います。
シニア犬や老犬の健康を維持したい場合
歩行・視覚・嗅覚・聴覚の健康に問題がないのであれば、お散歩コースを変えることで健康の維持に役立つことがあります。新しい刺激を受けることで脳が活性化されるためです。とくに認知症の予防におすすめです。
いきなり大幅にコースを変えてしまうと犬が戸惑ってしまったり、歩きにくく混乱させてしまうことがあります。
「今日はいつも曲がる角のひとつ先で曲がってみよう!」などというような、小さな変化で良いと思います。
いつものお散歩コースを逆から歩くだけでも良い変化と刺激になるのでおすすめです。
社会化期の子犬である場合
社会化期である子犬は人間社会を学ぶため、他の犬との接し方を学ぶためにもお散歩に連れ出すのが良いとされています。
様々な出会いや刺激を受けることで社会性を学び、身に着けることができます。愛犬が快適に安全に暮らすために欠かせない要素です。
大幅にお散歩コースを変える必要はありませんが、少し変えるだけで出会う犬や人に変化があります。
挨拶を交わすだけでも構いませんし、積極的に交流することで子犬の経験値がうんとアップします。
お散歩コースを変える時の注意点
車道を渡るのは避ける
車の通りが多い車道を渡るのは避けた方が良いです。急な変化や刺激に驚き、飼い主が予測できない動きをすることがあるためです。
リードを強く引いて首輪が抜けてしまったり、急に走り出してリードを手放してしまうなどすることがあります。
車道に飛び出して交通事故に遭ったり、逃げ出して迷子になるなどの恐れがあります。
触れ合いは慎重に
新しいお散歩コースでは新しい出会いがあります。他の犬とすれ違う時はリードを短く持ってください。
挨拶や触れ合いをする場合は慎重に犬同士を近づけるようにしてください。威嚇し合ったり、攻撃してしまう恐れがあります。
愛犬がフレンドリーな性格であっても相手の犬から攻撃を受けてしまうこともありますのでご注意ください。
飼い主が知っているコースにする
愛犬がお散歩するのは初めてでも飼い主が知っているコースに変えるのがおすすめです。
全く知らないコースを歩いてしまうと飼い主も不安になりますよね。不安や緊張や警戒などの気持ちは愛犬にもダイレクトに伝わります。犬が安心して歩くことができなくなってしまいます。
お互いにストレスを感じてしまい、お散歩が楽しくなくなってしまいます。一度でも歩いたことがある知っているコースに変えるようにしましょう。
まとめ
お散歩コースは毎回変えるべきなのか、メリットやデメリット、注意点など解説しました。
毎回変えてしまうと犬にストレスを与えてしまいやすいですし、飼い主にとっても負担になることがあります。
良い刺激を与えてあげたいのであれば、たまに変えてあげる程度で十分だと思います。朝はAコース夜はBコースなど小さな変化でも犬は楽しんでくれるはずです。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名