犬に『ノギ』は超危険!?3つのリスクとは
皆さんは道端などに生えているムギ草を見たことはありますか。先端がトゲトゲしていて、気づいたら服に刺さりチクチク痛い…という経験を幼い頃に持つ人は多いと思います。
そんなよく見かけるノギですが、実は犬にとっては超危険!どのようなリスクが潜んでいるのか、飼い主として理解しておく必要があります。
1.ノギが犬の足に刺さって大怪我をしてしまう
過去にあった事例として、ノギが犬の足に刺さってしまい、思った以上の大怪我を負ってしまったという事例があります。
ノギの先端は非常に鋭く尖っているため、ノギがたくさん生えている草むらなどに入り遊んでいるうちに、ぐさっと肉球を突き抜けて刺さってしまったということです。
ノギにより足が化膿してしまったり組織が壊死してしまったりといった症状を引き起こし、手術をしなくてはいけない状況に陥ってしまうほど、大怪我につながってしまいます。道路の道端にノギが散らばっていることも多いので、気をつけなくてはいけません。
2.目に刺さり傷つけてしまう
犬は植物を見ると興味から顔を近づけて匂いを嗅ごうとすることがあります。しかし、その対象がノギであった場合、そのまま誤って目に刺さってしまうことがあります。
目にノギが刺さってしまうと、強い痛みや出血、また角膜を傷つけてしまい、しばらくの間後遺症に悩まされるなど、治療後も生活に支障を来たす大怪我につながります。
最悪の場合、目に深く刺さってしまうと、そのまま失明に至る危険性もあるため、ノギには絶対に犬を近づけてはいけません。
3.耳に刺さってしまい不快感や痛みを感じる
中には驚くことに耳に刺さってしまうという事例も報告されています。耳に刺さってしまったり、あるいは刺さっていなくても棘の部分がかすめてしまい、怪我を負ってしまうケースは多いです。
ノギが刺さってしまう箇所によっては、耳道や鼓膜などに傷を負ってしまい、耳が聞こえにくくなるなどの後遺症が残る恐れもあります。
犬にとって聴覚は非常に重要です。今後生涯に渡って耳が聞こえなくなってしまうと、様々な困難や苦難が待ち受けることになってしまうため、ノギには十分注意する必要があります。
ノギから愛犬を守るための秘訣を覚えておこう!
上記で紹介したように、ノギは人間が想像する以上に犬に大きな怪我を負わせてしまう恐れがあります。刺さり具合や刺さった場所によっては、その後も後遺症を残してしまう恐れがあります。
そんな恐ろしいノギから大切な愛犬を守るためには、飼い主が散歩中やドッグランに連れて行った際に、十分注意する必要があります。
- 草むらには入らない
- ノギが近くにある道路も極力避ける
- どうしてもノギが道路に散らばっている場合は犬用シューズを
基本的には、ノギが生えているような草むらや空き地には近づかないことが重要です。住宅街にある公園も、端の方にまとまって生えていることがあるため、犬を連れて散歩に行く際は、必ず飼い主が周囲の確認をしてから歩かせるべきでしょう。
また、ノギが生えている道路の場合、道端に散らばっていることもあります。なるべくノギが生えている道路は避け、どうしてもノギが生えている道路を通らなくてはいけない時は、靴を履かせるなど対応しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。人間にとっては迷惑程度のノギですが、犬にとっては大事に至るほど危険な植物です。今後、ノギを見かけた際は、絶対に愛犬を近づけたりせず、なるべく避けて散歩を楽しむようにしましょう。