みんな受けてる?犬の健康診断を行うべき3つの理由
犬は体の不調を言葉で訴えることはできません。また、本能的に弱みを見せないようにしようとする子が多いため、表情や行動で訴えたりすることも少ないです。そんな愛犬たちの健康を守るためには、定期的な健康診断を行う必要があります。
1.隠れて進行している病気を早期発見するため
犬に健康診断を受けさせるべき大きな理由は、体の異変や隠れて進行している病気を早期発見するためです。犬の病気は人間以上に見つかりにくく、すでに発見された時には末期状態まで進行しており、延命治療しか方法がないというケースも珍しくありません。
発見した段階で打つ手がないという悲しい事態に陥らないためにも、定期的に健康診断を受けることで、病気を早期発見、早期治療、あるいは予防をしていくことが大切です。
2.健康状態を知って日々の生活習慣に役立てる
健康診断によって病気が見つからない場合も「歯が汚れていますね」「少し太り気味ですね」などの生活習慣の乱れを指摘してもらうこともあります。
現在の愛犬の状態を知ることによって、今後生活習慣の中でどのような点に気をつけるべきか飼い主が知ることができるため、病気にならないよう事前に予防することができます。
また、毎年健康診断を受けていると、年齢に伴い、必要なドッグフードの成分や運動量などもアドバイスしてもらえることがあります。健康寿命を延ばす秘訣にもつながるので、健康診断は定期的に行うべきでしょう。
3.日常的に気になる点を獣医に相談できる機会
「こんな様子を最近見せるようになったけれど大丈夫?」など、ちょっとした気がかりな行動や様子を気兼ねなく相談できる場としても健康診断は欠かせません。
元気もあり食欲もあるため、あまり気にはしていなかったけれど、年齢を追うごとに様々な変化が見られるというのは、犬によく見られる老化現象の1つです。
中には認知症の前兆が現れていることもあるので、こうしたちょっとした変化を獣医さんに相談し、愛犬の状態を正確に知ることができる点も大きなメリットです。
いつから受けるべき?健康診断を受ける頻度は?
犬の健康診断は、愛犬が健康で長生きしてもらうためにとても重要です。では、健康診断は何歳から受けるべきなのでしょうか。また、健康診断を受ける頻度についても解説します。
1.犬の健康診断は満1歳から受けるべき
一般的に、子犬期の生後6ヶ月までは、ワクチン接種や体調管理などの理由から、定期的に健康診断を受けることが指示されているはずです。そのため、子犬期は、頻繁に病院へ連れていくことも多いでしょう。
その後、健康診断を受け始める目安としては、満1歳になったタイミングで健康診断を受けるのがベストです。
ライフステージによって異なりますが犬は1年で人間の約7〜15歳分の歳をとると言われています。人間も7〜15年も年月が過ぎれば、病気や体の異変などが生じますよね。生後6ヶ月から満1歳までは、人間で換算すると約8歳、歳をとっている計算になります。満1歳の時点で人間に換算すると約20歳、一度健康診断を受けるべきです。
2.基本は年1回!シニアに入ったら半年に1回を目安に
健康診断を受ける目安は、一般的に1年に1回とされています。これは「最低でも1年に1回は受けさせるべき」という目安なので、できれば1年に1〜2回を目安に健康診断を受けさせるべきでしょう。
また、シニア期に入ると老化現象が進み、体の免疫力あ筋力が衰えることから、様々な病気を発症しやすくなります。このことから、6〜7歳を過ぎてシニア期に入った犬は、最低半年に1回は必ず健康診断を受けさせるべきです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の健康診断は、愛犬の病気を早期発見、そして早期治療する上で非常に重要です。「気付いた時にはもう手遅れだった」とならないよう、毎年1〜2回は健康診断を受けるようにしましょう。
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20代 男性 匿名