愛犬が人に飛びついてしまう…飼い主さんのお悩み多数!
自宅に来訪者がある時、あるいは散歩中に道端で他の人とすれ違った時、愛犬が相手に飛びついてしまい困っているという方はいませんか。人懐っこい犬は、好意から相手に飛びついてしまうことがよくあります。
しかし、すべての人が犬好きではありません。中には犬が苦手な人、あるいは飛びつかれることに恐怖を感じる人も多くいます。また、驚いて仰け反ってしまい、怪我に繋がる危険性もあります。
こうしたトラブルを回避するためにも、飼い主は愛犬が他人に突然飛びついてしまう行為をやめさせる必要があるのです。
なぜやってしまうの?犬が人に飛びついてしまう理由3つ
では、なぜ犬は人に飛びついてしまうのでしょうか。犬が人に飛びついてしまう理由は、大きく3つあります。
1.大好きな人に会えて嬉しいから
人懐っこい犬に多く見られる理由として、飛びついた相手に会えて嬉しいからという理由があります。知り合いであれば挨拶の代わりであったり、初対面の相手であっても、人懐っこい犬は「よろしく!」という意味合いで嬉しさから飛びついてしまいます。
また、知らない人でなく、家族が帰ってきた時に再会できた嬉しさから飛びついてしまう犬も多いですよね。この行動が日常化してしまうと、他の人に会った時にも挨拶代わりに飛びついてしまうようになります。
「会えて嬉しいよ!」という可愛らしい心理からくる行動ではありますが、突然飛びつかれた側はビックリしてしまいますので、飼い主が飛びつかないよう注意しなければいけません。
2.抱っこしてほしい・かまってほしいという願望を伝えている
飼い主やよく会う知り合いを相手に飛びついてしまう場合、「抱っこして」「かまって」「遊んで」というように甘えていることも考えられます。
犬は信頼している相手に遊んでもらったりスキンシップをとってもらうことが大好きです。そのため、大好きな人には積極的にアピールしに行く犬は少なくありません。
「かまってほしい」という願望を伝える方法は多くありますが、飛びつき癖は少々危険ですし、相手に迷惑をかけてしまう恐れがあるので、普段から飛びつき癖を正す努力をしましょう。
3.恐怖や警戒から威嚇している
もしも唸ったり吠えたりしながら飛びついている場合は、恐怖や警戒から威嚇している行為なので非常に危険です。すぐに相手から引き離してください。
臆病な犬や強気で攻撃性の高い犬によく見られる行動で、知らない相手が近づいてくるだけでも警戒心が強まり、「それ以上近づくと攻撃するぞ」「こっちに来ないで!」と伝える手段として飛びかかります。
相手を怖がらせるだけでなく、本当に攻撃する気は無くても、歯が当たってしまい怪我をさせてしまう恐れがあるので、飛びつく前の愛犬の警戒している様子を見て、飛びつかないように注意を払いましょう。
犬の飛びつき癖を無理なくやめさせる方法は?
犬の飛びつき癖を無理なくやめさせるためには、まず普段から飛びつき癖を容認しないことが大切です。他人に飛びつくということは、帰宅時や遊んでほしい時などに飼い主に飛びついていることが多いと考えられます。
この時、優しく「どうしたの?」「ただいま〜!」と反応するのではなく、飛びつくことはいけないことなんだよと教えるためにも無視をしてください。
これを繰り返すことで「なぜ飼い主はかまってくれないのか」という疑問から、状況を理解して「飛びつき癖がいけないんだ」と結論に至り学習します。
また、興奮した様子を見せた時に「お座り」や「待て」「伏せ」といったコマンドを使い、必ずその指示に従えるように普段からトレーニングしておくのも良いでしょう。
他の人に会い、興奮状態に陥ってしまった時、このコマンドを使うことで落ち着きを取り戻すことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が人に飛びついてしまうのは、好意と警戒が主な理由です。どちらも興奮状態に陥った時に見せる行動なので、普段から飛びつくことがダメなことを教えたり、コマンドで落ち着きを取り戻す訓練を続けたりしましょう。