犬に良い刺激を与える遊びや散歩の仕方
1.おやつを探し出す遊び
「においを追跡して獲物を探し出す」という犬の本能を刺激する遊びがおすすめです。
室内のどこかにおやつを隠します。まずはカーテンの上やソファーの下など犬が簡単に見つけることができる場所に隠してください。
難易度をアップしてクッションの下に隠す、さらに難易度をアップして引き出しの中に隠すなど、少しずつ難しくしていくことでより良い刺激になります。
おやつが隠された引き出しを探し当てることができたら、飼い主さんが開けてあげてくださいね。
2.おやつを取り出す遊び
ボールのように転がる丸いおもちゃの中におやつを入れ、犬が手先や鼻先で転がしながらおやつを取り出す遊びがおすすめです。
穴の数が多いと取り出しやすいのですが、少ないとなかなか取り出せません。
初めは取り出しやすいおもちゃを使い、「転がすことでおやつを取り出すことができる」ということを覚えてもらうと良いです。
上手く理解することができたら取り出しにくいおもちゃにも挑戦してもらいましょう。
(獲物が目の前にいるのに…あと少しで仕留められるのに…)という犬の狩猟本能を刺激することができます。
3.投げたおもちゃを届ける遊び
飼い主が投げたおもちゃを追いかけ、また飼い主の元に届けるという遊びがおすすめです。
ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバーなど、飼い主が撃ち落とした鳥を追跡して持ち帰るという鳥猟犬として活躍していた犬種が好みやすいです。
仕事や役目を与えられることにも喜びを感じますし、より遠くに投げてあげることで追跡する楽しみもあり、体を動かすため運動量の確保にもなります。
4.かくれんぼ
「かくれんぼ」は犬の良い刺激を与える遊びです。「遊ぼう!」と声をかけず、いきなり始めるのが楽しんでもらうコツです。
犬が他のことに集中している時、飼い主に全く興味を持っていない時、家の中のどこかに隠れてください。
そしてその場所から愛犬の名前を呼びます。「おいで!」と言ってもよいです。「○○ちゃん助けてー!」と演技をしてみるのも良い刺激になると思います。
助けを求める飼い主を探し出せた時、安心感や達成感を得ることができます。たくさん褒めてあげてください。
良い刺激だけではなく、良いコミュニケーションや信頼関係の向上にも役立ちます。
5.初めての場所にお散歩に行く
好奇心が旺盛で物怖じしない犬であれば、これまでに行ったことのない初めての場所にお散歩に行くのがおすすめです。
初めてのにおい、初めての音、初めてだらけの環境が良い刺激を与えてくれます。
初対面の犬や人とフレンドリーに接することができる犬であれば、これまでに行ったことのない初めてのドッグランを訪れるのもおすすめです。
刺激に反応しづらくなってしまうシニア犬や老犬にも良い刺激を与えてあげることができます。
6.自然が豊かな場所にお散歩に行く
犬に良い刺激を与えるためには、衰えやすい感覚器を刺激する遊びやお散歩がおすすめです。
視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚などがあります。
- 土の上を歩く
- 土を掘る
- 芝生の上を歩く
- 落ち葉の上を歩く
いつもアスファルトの上をお散歩している犬にとって、ただこの4つだけでも良い刺激を与えることができます。
自然にあるにおいを嗅ぐだけでも良い刺激になりますし、実際に触れさせてあげることも大切です。
まとめ
犬にとって良い刺激を与えられる遊びや散歩の仕方を6つ解説しました。
自宅で出来る遊びを中心にご紹介したのですが、人や犬が多く集まるドッグラン内でかくれんぼをするのも面白いです。
なかなか飼い主を探し出すことができない犬もいます。ぜひ試してみてくださいね。