犬が『お尻で歩く』のは危険!?4つの心理と考えられるリスク

犬が『お尻で歩く』のは危険!?4つの心理と考えられるリスク

愛犬がお尻で歩くような行動を見ると「何しているの?」とユニーク行動に思いがちですが、実は危険が隠されていることもあります。今回は犬がお尻で歩く時の心理や考えられるリスクについて解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

犬がお尻で歩くような行動を見せる…その心理は?

座ってこちらを振り返るブルドッグの親子

犬が地面をこすりつけるようにして歩く姿を見ることはありませんか。このような行動を見せている場合、犬が何かしらのストレスをお尻に抱えていることが多いです。では、どのようなストレスを感じているのでしょうか。

1.うんちが出切っていなくて不快

うんちをしている子犬

まずはうんちをした後、うんちを完全に出し切れていないような感覚が残っていて、不快感を感じている可能性です。うんちをしたけれど、すべて出し切ることができず、なんとなくお尻に違和感が残っていたり、お腹が緩くてまだうんちを出したいと感じているときに見られます。

また、便秘気味の犬もうんちを出せない不快感から、お尻を地面にこすりつけることで刺激を与え、うんちを出し切ろうとすることがあります。

2.うんちがお尻についているような感覚が気持ち悪い

うんちをした後にお尻歩きを見せている場合、うんちがお尻に残っていて、付着している不快感からお尻を地面に擦り付けていることも考えられます。

散歩中、うんちをした後にお尻を確認する飼い主さんは意外と少ないです。もしかすると、うんちが肛門付近に残っていて、その不快感からストレスを感じているかもしれません。

散歩には、念の為ウェットティッシュなどを持っていき、うんちがお尻に付いてしまった時は拭ってあげるようにしましょう。

3.お尻がかゆい

不快そうにお尻を地面につける犬

お尻に痒みを感じているときも、お尻を掻く代わりに地面にこすりつけることがあります。おしりの周りに感染が起きてしまったり、アレルギー症状を持つ犬に多く見られます。トリミングサロンに行った後などに見られる場合は、お尻の周りの毛をバリカンで刈り刺激が起こった可能性もあります。

多くの場合、しばらくすると痒みが治まるのですが、数日にわたって痒そうにお尻を地面に擦り付けている場合は、動物病院で診てもらうべきでしょう。

4.肛門嚢に分泌物がたまり気持ち悪い

皆さんは定期的に肛門絞りをしていますか。肛門の内側には肛門嚢と呼ばれる箇所があり、この肛門嚢には分泌物が溜まっている犬が非常に多いです。

長期間、肛門嚢に分泌物が溜まり続けていると、パンパンに溜まってしまった肛門嚢に違和感を感じ、お尻をこすりつけるような動きを見せることがあります。

したがって、定期的に肛門絞りをしてあげるようにするか、定期的にかかりつけの動物病院やトリミングサロンに相談し、肛門絞りをしてもらうと安心です。

こんな症状が見られたら危険!考えられる病気とは

お尻を診察される犬

犬がお尻で歩く際、以下のような症状が見られる場合、お尻に皮膚炎が生じていたり、肛門嚢炎、肛門嚢破裂、瓜実条虫の寄生などが考えられます。

  • うんちをするときに痛そうな様子を見せる
  • お尻を触ろうとすると嫌がる
  • お尻から出血している

病気は動物病院で適切な治療を受け、早期に解決することが大切です。そのまま放置していると、強いストレスにもなりますので、かかりつけの動物病院に相談するようにしてください。

まとめ

別の子犬のお尻を見つめる子犬

いかがでしたでしょうか。犬がお尻で歩くような行動を見せた時、「可愛い」「面白い」などで済ませず、何かストレス要因が起きていると受け止めるようにしてください。場合によっては、かかりつけの動物病院で診察してもらいましょう。

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