犬には気持ちが伝わっている!
よく、「飼い主があくびをすると犬もあくびがうつる」と聞いたことはありませんか?
これは、犬が飼い主さんの気持ちを理解することを得意とする動物であるため、大好きで信頼している飼い主さんの「真似をしたい!」という気持ちが発生するためと考えられています。
このように犬は飼い主さんのことをとてもよく観察し、飼い主さんが考えていることを理解する能力に優れた動物であるといわれています。
飼い主さんが愛犬に対して発する言葉や気持ちは、しっかりと伝わっています。正しい方法で気持ちを伝えることで、愛犬との絆をより一層深めていきましょう。
実践してみよう!正しく気持ちを伝える方法3選
①アイコンタクトをとる
犬にとって「目をじっと合わせる」という行動は、威嚇や攻撃を意味します。
そのため、「目をじっと見る」というよりは、「アイコンタクトをとる」という認識で目を合わせるようにしましょう。とくに愛犬と過ごすときや話しかけるときは、アイコンタクトがとても重要になります。
②話しかける
犬は、人間が話す言葉を理解しています。
「散歩いくよ!」「ご飯だよ!」と声をかけると、大喜びでしっぽを振る犬も多いのではないでしょうか。また「お留守番」という言葉をかけると逃げたり嫌がったりする子もいるでしょう。
このように、飼い主さんの雰囲気や声の抑揚なども判断材料にして、人間が発する言葉を理解することができます。そのため、愛犬との絆を深めるには明るい声で「いい言葉」をたくさん話しかけてあげましょう。
例えば、「いい子だね」「かわいいね」「グッド!」などのポジティブな言葉です。そうすることで、犬は「飼い主さんに愛されている!」と認識してくれるといいます。
③頭や体を撫でる
愛犬の頭や体を撫でることで、愛情を伝えることができます。言葉を発さずとも、飼い主さんの手から愛情を感じ取ってくれるでしょう。
とくにアゴの下や肩甲骨、お腹周辺、耳周辺、頭、眉間などは犬が自分で掻けない箇所なので、撫でてあげるととても喜びます。
また、日頃から体を触ることで「あれ、昨日と違う?」「こんなところに傷が!」などと、ケガや病気の早期発見につながることもあります。
間違った方法をすると犬は勘違いしてしまう可能性が!
では、犬に間違ったやり方で気持ちを伝えようとするとどうなってしまうのでしょうか?
実は、飼い主さんの気持ちとは裏腹に犬は勘違いをしてしまいます。正しく気持ちを伝える方法①でご紹介した「アイコンタクトをとる」は、注意が必要です。
犬は「目をじっと見る」ことは攻撃や威嚇を意味します。愛犬とのコミュニケーションのためにアイコンタクトをとろうと目をじっと見つめてしまっては、犬は飼い主さんに対して「もしかして敵意がある?」「攻撃しようとしてる?」と勘違いをしてしまうかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
毎日仕事や家事、学校などで忙しいと、構ってあげられる時間がとれなかったりコミュニケーションが不足してしまいがちです。
そんなとき、たった一言「大好きだよ」と優しく声をかけたり、頭を撫でてあげるだけでも、犬は飼い主さんからの愛情をしっかりと受け取っています。
愛犬に愛情を伝えることは、双方にとって喜びしかありません。絆を深めるために、素直な気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。