犬も「生活習慣病」になる
人間と同じように犬も生活習慣病になることがあります。
犬が生活習慣病になってしまう原因は、運動不足や食生活の偏り、ストレスなど人間とほぼ同じです。
生活習慣病には、肥満による関節炎や呼吸器の疾患、心臓病や歯周病などがあります。何気ない普段の生活習慣が愛犬の寿命を縮めてしまうことも。
次の章で犬にとってNGな生活習慣をお伝えしていくので、当てはまるものがないか確認してみてください。
今すぐやめるべき生活習慣4選
1.おやつをあげすぎている
愛犬が可愛いからと、ねだられるたびにおやつをあげていませんか?おやつのあげすぎは、栄養が偏ってしまったり肥満の原因にもつながります。
肥満はそれ自体も生活習慣病のひとつですが、関節炎や心臓病、糖尿病など他の生活習慣病を引き起こしてしまう要因にもなるのです。
愛犬にねだられるたびにおやつをあげるのではなく、指示したことを上手にできたご褒美などであげることを基本としましょう。それ以外でおやつをあげるときは、多くあげすぎないように気をつけてください。
2.散歩をさせすぎている
散歩にあまり連れていかず、運動不足になると生活習慣病になってしまうことは想像できるかと思います。
しかし、逆に散歩をさせすぎるのもNG。適度な運動は犬のストレス発散のためにも必要ですが、長時間になると犬も疲れてしまいます。また、関節を痛める原因になってしまうこともあるのです。
いっきに長時間の散歩をするのではなく、1日2回などに分けて行ってあげるのがおすすめですよ。
3.夜遅くまで部屋の明かりをつけている
ついつい夜遅くまで、テレビを見たり本を読んだり部屋の明かりをつけたままにしていませんか?
いつまでも明るかったりうるさい場所では、犬もなかなか眠りにつけず睡眠不足になってしまう可能性があります。睡眠が十分に取れないと、ストレスもかなり溜まってしまうでしょう。
睡眠不足やストレスも、生活習慣病になってしまう原因です。夜は早めに電気を消す、テレビを見るとしてもボリュームを下げるなど意識して習慣を変えてみてくださいね。
4.お手入れのしすぎ
いつも清潔にしてあげなきゃとお手入れをしすぎるのも、実は犬にとってはよくありません。毎日強くシャンプーをしたり、耳掃除をするのはやめましょう。
シャンプーをやりすぎると皮膚バリアが流れてしまい、炎症が起きてしまう可能性があります。また、耳の掃除もやりすぎて耳の中を傷つけてしまうこともあるのです。
基本的にシャンプーは月に2回程度、耳の掃除は基本的にはしなくても大丈夫ですが汚れている場合は月に1回程度のペースで行ってあげてください。
生活習慣病かもしれないと感じたらすぐに動物病院へ!
生活習慣病が疑われる以下のような症状が見られる場合は、すぐに動物病院に連れていきましょう。
- 足をひきずっている
- 呼吸が苦しそう
- 咳をしている
- 水を大量に飲む
- 口臭が強くなった
- 食欲が減った
動物病院に連れて行った際には、いつから症状が出ているのか、症状の頻度など細かく伝えるようにしてください。
まとめ
犬にとってNGな生活習慣についてお伝えしました。良かれと思って行っている習慣もあったのではないでしょうか。
愛犬と長く健康に過ごしていくためにも、当てはまるものがあった方は意識して改善するようにしてくださいね。
また、生活習慣病のような症状が見られたらすぐに動物病院に連れていきましょう。