愛犬が死んだ後に襲い掛かる『ペットロス』 緩和するための対処法6選

愛犬が死んだ後に襲い掛かる『ペットロス』 緩和するための対処法6選

愛犬との永遠の別れは避けることができません。そしてその後、多くの飼い主さんがペットロスを経験します。今回はそんな辛いペットロスを少しでも緩和するための方法をご紹介します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

知っておきたい!ペットロス回復のステップ

いろいろな感情の顔

ペットロスはとても辛いものですが、ペットロスに陥ること自体は特別なことでも異常なことでもありません。悲しみから回復するためのプロセスを「グリーフワーク」と呼びますが、ペットロスもこの1つです。

グリーフワークは悲しみから自分を守るための本能的な防御反応であり、誰もが経験する正常な情緒反応なのです。ペットロスの回復ステップは全ての人に必ずしも共通するわけではありませんが、一般的な流れを知っておくと役に立つかもしれません。

ステップ1:事実の受容

愛犬の死の直後は、多くの飼い主さんが大きなショックを受け、愛犬の死の事実を受け入れることができません。これは当然のことなので、この時点では深刻なペットロスやうつ病を心配する必要はありません。

その後、個人差はありますが、十分な悲しみの時間を過ごすことによって、徐々に愛犬の死の事実を受け入れられるようになります。

ステップ2:後悔・罪悪感からの解放

愛犬にどんなに愛情を注いできた飼い主さんでも、愛犬の死に直面すると「ああすればよかった」という後悔や「自分のせいで」といった罪悪感にさいなまれます。

闘病生活や介護生活が長かった場合には、比較的後悔や罪悪感が少なく、このステップからは早めに抜け出せるといわれています。

しかし事故などの突発的事象や、飼い主さんが責任を感じやすい事象によって愛犬を失った場合には、このステップからいつまでも抜け出せないことも多いようです。

ステップ3:悲しみの昇華

愛犬の死という喪失感が徐々に薄れ、愛犬のいない生活に慣れていくのが最終ステップです。

悲しみはやがて愛犬への感謝へと変わっていき、「別れは悲しかったけれど、それ以上の思い出が残っている」と気持ちを切り替えて、愛犬のいない生活を受け入れることができるようになります。

心に素直になって!ペットロス緩和のために

犬の両手を包む手

1.悲しみを素直に表現する

ペットロスの緩和のために最も大切なのは、悲しみの感情をしっかり表現することであるといわれています。

恐れや恥じらいから悲しみを表現できなかったり、他人の目を気にして平気なそぶりを続けてしまったりすると、悲しみはいつまでも発散されません。素直に悲しみ、涙をたくさん流すことが苦痛の緩和につながります。

2.生活習慣やタイムスケジュールを変える

愛犬と暮らしていると、日々の生活習慣も愛犬中心になっていますよね。そのため愛犬を失った後も以前と同じタイムスケジュールで体が動いてしまい、「いつもはこの時間に散歩に出かけていたのに…」「いつもなら愛犬が催促に来ていた時間なのに…」と愛犬がいないことを再確認して悲しみを繰り返してしまいがちです。

生活習慣やタイムスケジュールをあえてガラリと変えてみることで、悲しみのループを少なくして気持ちを一新する効果があります。

3.アクティブな活動に熱中する

スポーツなどのアクティブな活動に熱中し、身体を動かすことも喪失感や悲しみの発散に役立ちます。「そんな気分ではない」と思っても、身体を動かしてみることです。一瞬でも喪失感や悲しみを忘れることができると、その後、感情のコントロールができるようになっていきます。

4.さまざまな活動に参加する

見ず知らずの不特定多数の人と交わるイベントや、ボランティア活動などに参加することも効果的です。他者と関わることで感情の切り替えができます。

5.同じ経験をした人と話し合う

同じようにペットロスを経験したことのある人と語り合い、愛犬との思い出や別れの悲しみを共有することも、ペットロスの緩和に役立つといいます。

6.カウンセリングを利用する

周囲に語り合える人がいない、どうしても気持ちが浮上できないという場合には、カウンセリングを利用することも1つの方法です。数は多くありませんが、ペットロスを専門に扱う「ペットロスカウンセラー」も存在します。

まとめ

犬の遺影

いかがでしたでしょうか?ペットロスは誰にとっても辛いものですが、残された飼い主さんがいつまでもひとりで苦しんでいる姿は愛犬も望まないでしょう。ペットロスを緩和するための手段を今から知っておくのはとても大切なことかもしれません。

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