割って入ろうとする
飼い主さんとライバルの間に無理やり割って入ろうとするのは、やきもちを妬いている証拠です。ライバルをぐいぐいと押し退けて「僕の方が可愛いでしょ?僕の方を構ってよ!」とアピールしているのです。とてもわかりやすい行動ですよね。
気を引こうとする
割って入るまではしなくても、どうにかして飼い主さんの注意を自分に向けようとする子もいます。さまざまな方法を試行錯誤して、注意を引きつけようとするようすは健気で可愛いですよね。
1.吠える
人間を含むあらゆる生きものは、音がした方を反射的に見てしまうもの。それを熟知しているわんこは、声を出すことで注意を引こうとします。「こっちを見てよ!」とばかりに「ワン!」と大きな声で吠える子もいれば、「ねえ、その子ばかり見ていないでよ」と悲しそうに「キューン」と泣いて甘えてくる子もいます。
2.おもちゃを持ってくる
いつも飼い主さんと遊んでいるおもちゃや、お気に入りのおもちゃを持ってきて、飼い主さんの足元に落とす子もいます。「その子のことはいいから、これで一緒に遊ぼうよ」というわけです。
3.芸をする
飼い主さんが指示をしていないのに、勝手に「オスワリ」「チンチン」「オテ」などの芸を披露しはじめるのも、飼い主さんの気を引こうとしている合図。あらゆるレパートリーを駆使して、「ねえねえ、こんなことできるよ。すごいでしょ?」と飼い主さんにアピールしているのです。
飼い主さんにちょっかいを出す
それでも飼い主さんの注意を引くことができないと、飼い主さんの身体を前足や鼻先でツンツンとつついたり、甘噛みしてくるといった、直接的な方法に出る場合もあります。
相手に攻撃する
ここまでご紹介してきた行動は「やきもち妬いちゃって、可愛いんだから!」で済まされるものでしたが、問題なのは嫉妬のあまり相手に攻撃をしかけてしまう場合です。
ひどい場合には、相手にケガを負わせてしまうなんてことにもなりかねません。ウーッと低い声でうなっていたり、姿勢を低めてあきらかに目の色を変えていたりしたら要注意です。すぐに相手と愛犬の距離をとり、愛犬の方に全神経を向けるようにしましょう。
やきもちを妬く姿が可愛いからと、じらしていたら本気のケンカになってしまったなんてこともありえます。やきもち妬きなのかそうでないのか、警戒心が強いのか弱いのか、愛犬の性格を見極めたうえで、じらすのはほどほどにするようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?わんこがやきもちを妬く相手はさまざまで、他のわんこや人間だけでなく、ぬいぐるみやおもちゃ、中にはスマホやリモコンといった道具にまで嫉妬してしまう、極度のやきもち妬きなわんこもいるようですよ。
最後にご紹介したように相手に危害を加えるような激しいやきもち妬きは考えものですが、まったくやきもちを妬かれないというのも何だか寂しい心地がしてしまいますよね。
でもやきもちを妬かないということは、それだけ愛犬に愛されている自信があり、飼い主さんのことを信頼している証でもあります。やきもち妬きのわんこもそうでないわんこも、一対一のときにはしっかり愛を伝えてあげることが大切ですよ。