️犬はどのくらい留守番できる?
練習を重ねて経験を積むことで、平均10時間程度は留守番できると言われていますが、年齢や体調によって、状況は変わります。
「留守番できる時間の上限」には個体差があるため、一概に“何時間まで”と断言はできません。
あくまでも参考程度に、留守番時間の目安として覚えておきましょう。
- 子犬:5時間未満
- 成犬:8時間以内
- シニア犬:4時間以内
※寝たきりで介護が必要な場合は「2時間以内」
️お留守番上手な犬に育てるコツ
1.留守番前に散歩に行く
留守番前の散歩は、犬にとって重要な意味を持ちます。
飼い主とコミュニケーションを取りつつ、ストレスを発散する場と言えるのです。
適度に体力を消耗すると、心身ともに満たされた状態になります。
寂しさを感じる間もなく、眠っているうちに留守番が終わっていたら、まさに理想的ですよね!
2.声をかけずに出かける
犬も大事な家族である以上、つい「いってきます!」と声をかけたくなります。
しかし、声をかける行為は犬の不安を煽る原因となり、鳴き止まなくなるなど困った状況を作り上げることに繋がります。
このときに取るべき望ましい行動は「静かにそっと外出する」のが正解です。
3.帰宅時、休日は犬と過ごす時間を重視
頑張って留守番できたら、意識的に犬と向き合う時間を設けましょう。
「おもちゃで遊ぶ」「ブラッシングをする」といった行動で、犬とのスキンシップを図ってみてください。
おやつを与えるよりも、飼い主との時間が何よりのご褒美になります。
️留守番中の注意点
部屋の温度は適温?
犬の汗腺は、肉球や鼻など身体のごく一部にしかありません。そのため、汗をかきにくく、体温の放出を苦手としています。
室温22℃、湿度60%を超えると一気に熱中症を発症するリスクが高まります。
室温と湿度はセットで考えなくてはいけないので、エアコンを上手に活用しましょう。部屋全体の換気には、扇風機が便利です。
狭いサークルはNG
トイレとペットベッドの距離が近くなってしまうような狭いサークルは、長時間の留守番には不向きです。
トイレと寝床の区別がつきにくくなり、トイレを我慢したり、落ち着いて休めなかったりと留守番を不快に感じてしまうかもしれません。
また、サークルを窓際に置くのも控えてください。
外を眺めるのが好きな犬もいるかもしれませんが、外からの熱気・冷気の影響を受けやすくなります。
️留守番が得意な犬種って?
独立心が強い番犬タイプの犬種は、比較的留守番を得意としています。
飼い主にべったりというよりは、基本的にドライな性格が多いことが理由として挙げられます。
- パグ
- 柴犬
- チャウチャウ
- アナトリアンシェパード
- コモンドール など
ひとり遊びをマスターすると、退屈せずに自分の時間を過ごせるようになります。
留守番用におもちゃを与える際は、耐久性があり、窒息の危険性が低いものを選ぶようにしてください。
️まとめ
愛犬が寂しい思いをしないように…と多頭飼いを考える方がいます。
しかしたとえ寂しがり屋な性格だとしても、先住犬が後住犬を求めているとは限りません。ライバルの出現により、ストレスが加わる可能性も十分に考えられます。
多頭飼いを検討する際は、犬の気持ちを考慮した上で、慎重な判断をお願いします。