犬を家族に迎えよう!名前はどうする?という時
犬を新しく家族に迎えると決めた時、ワクワクしながら準備することがたくさんあります。中でも犬の名前を決めるのは、多くの人が楽しみながら頭をひねる作業です。
でも家族やカップルで犬を迎える時に、みんながバラバラの名前を提案して妥協案が見つからないということも珍しくありません。そんな時、どの名前なら意見が一致するかを教えてくれうスマートフォンアプリがアメリカでサービスを開始しました。
「犬の名前、いっしょに見つけよう」
アプリの名前はDogname - find it together(犬の名前、いっしょに見つけよう)と言います。これから家族やカップルで犬を迎えるに当たって、あたたかくていい感じの名前ですね。アンドロイド版とiOS版の両方があります。
このアプリには3万種類の犬の名前が登録されており、アプリを開くと名前とその意味が書かれたカードが表示されます。例えば「セイディ:意味 プリンセス」「オスカー:意味 親愛なる友」といった感じです。
表示された名前が好きなら右にスワイプ、嫌いなら左にスワイプしていきます。家族やパートナーも同じように好きな名前と嫌いな名前を分類していき、登録しているメンバー全員が「好き」を選んだ名前が出ると通知が届きます。
「好き」が一致した名前は保存され、じっくり話し合う時の候補リストとして使えます。また「好き」と「嫌い」の候補を見ていく際、最初に「食べ物の名前」「スーパーヒーローの名前」「女の子らしい名前」などフィルタリングすることもできます。
なかなか楽しそうで、具体的に犬を迎える予定がなくても家族やカップルで試してみたくなりますね。
犬にとって聞き取りやすい名前とは?
ところで肝心の名前をつけられる犬にとってはどんな名前が良いのでしょうか?もちろん犬は「その名前イヤ」とは言いませんが、聞き取りにくかったり混乱する場合があるので気をつけたほうが良さそうです。
1.短い音節で、理想は2音節
一般的に、名前の音節は短めの方が犬の反応も良く、飼い主も呼びやすいと言われています。
例を挙げると、アレキサンダーよりはサンダーの方が犬も人も馴染みやすいでしょう。多くの動物行動学者やトレーナーは2音節の名前が最も反応が良いと述べています。
名前が長い場合、短縮してニックネームで呼ぶという飼い主さんも多いですが、その場合は似た感じの音の短縮系にすると犬が混乱せずに済みます。例えば、小太郎ならコタ、エリザベスならエリーといった感じです。
2.トレーニングで使う言葉と似た音の名前は避ける
ボー、ソー(マイティ・ソー以降、英語圏で人気の名前)といった名前はNOと似ているため、犬が混乱しがちです。犬の名前が日本語由来の場合はトレーニングの際のキューは英語、名前が英語由来の場合はキューを日本語にするなどの工夫が必要かもしれませんね。
3.多頭飼いの場合、母音の似た名前は避ける
犬は子音の聞き取りが苦手で、母音の方が聞き取りやすいと言われています。例えば先住犬の名前がココで、次に迎える犬にモモと名付けると、犬たちはどちらが呼ばれているのか分からないという事態が起きてしまいます。
また子どもがいるご家庭では、お子さんの名前とも音が似ていないことが理想的です。
まとめ
アメリカでサービスが開始された、家族などグループで犬の名前を決める時のためのアプリをご紹介しました。
犬の名前は、その犬が一生で一番多く聞く「音」になります。また飼い主にとっても、犬の名前が決まった瞬間から、それは生涯に渡って特別なものになります。愛犬にとって名前が他のどんな言葉よりも好きな音になるように、意識しながら名前を呼んでいくことが一番大切かもしれません。
《参考URL》
https://dogname-app.com