愛犬の口臭がひどい…生活習慣が影響しているかも
愛犬と一緒に遊んでいる時、愛犬を抱き上げた時、「うっ」と思わず身を後ろに倒してしまうほどの口臭を感じることはありませんか。
愛犬の口臭がひどいとお悩みの飼い主さんはとても多いです。基本的に、犬の口臭原因の多くは生活習慣から来ています。毎日の生活習慣を改善することで、犬の口臭が緩和されることも多いです。
また、中には腸内環境が悪くなっていることが原因で、便の匂いが口から放たれていることもあります。疾患を患っている可能性も疑われるので、生活習慣を改善しても治らない場合は、動物病院へ行くことをおすすめします。
犬の口臭がひどくなってしまうNG行為4選
では、犬の口臭がひどくなってしまう行為とは、具体的にどのような行為が当てはまるのでしょうか。生活習慣の中に原因があることが多いので、まずはこれらを改善するところから始めてみましょう。
1.水を飲む量が少ない
水分補給は、体に様々な影響を与えます。皮膚の潤いを保ったり、体内の血流を良くしたり、また口内環境を良い状態に保つことにも繋がります。
水を飲む量が少ないと、構内がカラカラに乾ききってしまうため、口内にある唾液が濃縮され口臭に繋がることが多いです。
愛犬にとって1日の水分量が足りているかどうか見直し、暑い季節には少し多めに水を用意してあげるなど対策を行いましょう。
2.毎日歯磨きを行わない
毎日の歯磨きは口臭を予防する上で最も重要です。大きな口臭原因には、歯周病をはじめとした口内疾患が関わっていることが多いのです。実は、犬の歯を専門とした動物病院によると、多くの犬が口内疾患を患っていると言います。
歯磨きを嫌がる犬は多いですが、毎日歯磨きを行うことで、食べたドッグフードの残りカスが歯に付着し、こびりつくことを防ぐことができますし、歯垢や歯石を作る予防策にもなります。
犬の場合、歯垢が歯石になるまで約3日かかります。毎日の歯磨きが大変な場合、3日に1回は磨くようにしてください。歯ブラシが難しい場合は、口腔内を清潔に保つための専用ウエットティッシュがあります。できるだけ歯垢を取り除くように拭いてください。
あまりにも口臭がひどい場合は、すでに口内疾患を患っている可能性が高いので、一度歯を専門として診てくれる動物病院を探し、口内状況を確認してもらいましょう。
3.人間の食べ物を食べている
人間の食べ物を食べることが多い犬も口臭がひどくなる傾向にあります。これは、ドライフードよりも歯に付着しやすく、口内環境を悪化させる可能性が高いからです。
また、口内に残っていなくても、胃腸に入ることで消化吸収が悪くなり、腸内環境が悪くなることで、便の匂いが食道を上がってきて口から口臭として放たれるケースも多いです。
野菜や肉といった食材以外の人間の食べ物(調味料で味付けされているものなど)は与えないようにしましょう。
4.劣化したドッグフードを与えている
ドッグフードには賞味期限があることをご存知でしょうか。ウェットフードは気にする飼い主さんが多いですが、ドライフードの場合は気にしていない飼い主さんも少なくありません。
しかし、劣化したドッグフードは、食べカスが口の中に残ることで、より強い口臭へと発展させる恐れがあります。また、酸化してしまい栄養素も損ねている状態のドッグフードが多いので、なるべく新鮮なドッグフードを食べさせるようにしましょう。
毎日の歯磨きとデンタルケアが重要
犬の口臭がひどくなる原因の多くは、食習慣や毎日のデンタルケアの怠りが原因です。歯磨きを嫌がる犬も多いですが、毎日歯磨きすることで食べ残りのこびりつきを防ぐことができ、口腔内疾患を予防することにも繋がります。
「なんだか最近、愛犬の口臭がひどいな」と感じる方は、まず毎日の歯磨きを徹底するようにし、なおかつ歯磨きガムをおやつ代わりに与えたり、ロープを引っ張りっこする遊びを通して歯についた汚れを落とすようにしたり工夫してみましょう。
それでも口臭がまったく良くならない場合は、すでに口腔内疾患を患っていたり、他の内臓に異常が生じている可能性があります。一度、かかりつけの動物病院や歯科を専門とする動物病院で診察してもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の口臭は、主に生活習慣が影響しています。歯磨きは毎日行うことで、歯に汚れがこびりつくことを防げるので口臭予防の近道です。歯周病は口内環境だけでなく体の健康にも悪影響を与えるので、デンタルケアは毎日の日課にしましょう。