犬の『気象病』とは?気圧の変化がもたらす身体への悪影響5選と予防法!

犬の『気象病』とは?気圧の変化がもたらす身体への悪影響5選と予防法!

犬は「気象病」になることがあります。気圧の変化がもたらす犬の身体への悪影響についてまとめました。予防法についても解説します。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

気象病とは

ブランケットに覆われている犬

気象病は自律神経が乱されることで体に不調や悪影響を及ぼす病気です。

気圧が急激に変化した時、寒暖差が激しい時に起こりやすいです。

自律神経の乱れが「自律神経失調症」によって起こっているのか「気象病」によって起こっているのか見極める必要があります。

自律神経失調症は心の病気によって起こるイメージですが、気象病は気圧の変化や寒暖の差によるストレスによって起こります。

季節の変わり目になると体調を悪くして病院に駆け込む犬が増えます。

とくに自律神経と中枢神経系との関係が深い消化器系の不調による症状が多く見られます。

気圧の変化がもたらす犬の身体への悪影響

口元をうずめて眠るフレブル

1.頭が痛い

私たちは気圧の変化によって頭が痛くなることがあります。

犬に頭痛が起きているかどうかを正確に知るすべはありませんが、痛みを感じている可能性はあるでしょう。「頭が痛いです」と言葉にすることができない犬はジッと耐えるしかありません。

飼い主が気づきやすい症状でもありません。体をキュッと丸めて寝てばかりいる、体に触れようとすると威嚇する、ごはんを食べないなどする時は頭に強い痛みを感じているかもしれません。

2.アレルギー症状が悪化する

気圧の変化によってアレルギー症状が悪化することがあります。心疾患や腎不全などの持病を持つ犬は注意が必要です。

とくに注意したいのは「喘息」です。自律神経が乱れると気道が収縮して喘息の発作が起こりやすいです。

季節の変わり目には急激に症状が悪化することがあるため、かかりつけの病院の診察時間や休診日など十分に把握しておくと良いです。緊急時の対応も考えておきましょう。

3.嘔吐する

気圧の変化によって嘔吐することがあります。脳には嘔吐中枢がありますが、気圧の変化でこの部位が刺激され嘔吐してしまいます。

不快感や苦痛を伴うため、嘔吐が続く場合にはすぐに病院へ連れて行ってください。

ごはんを食べた直後など、嘔吐物を詰まらせてしまわないよう注意しなければなりません。

4.下痢をする

気圧の変化によって下痢をすることがあります。1日に何度も繰り返し起こり、何日も続くのが特徴です。

自律神経と腸には密接な関係があり、自律神経が乱れれば腸内環境も乱れます。

腸内環境を健康に保つためには交感神経と副交感神経のバランスが大事なのですが、腸の動きを支配しているのは副交感神経です。

気象病によって交感神経が優位になることで下痢を引き起こします。

5.関節が痛い

気圧の変化によって関節が痛くなることがあります。

体や手足に触れようとすると威嚇したり、キャンッ!と甲高い声で鳴いて痛みを知らせたり、手足を引きずるなどすることがあります。

血液の流れが悪くなることが痛みの主な原因です。

過去に大きなケガをしたことのある犬に起こりやすい症状です。痛みはないけれど、手足の関節に上手く力が入らず、脱力したように歩けなくなってしまうこともあります。

気象病の予防法

水滴のついた窓の外を眺めるヨーキー

気圧が変化することや寒暖に差が出ることを飼い主に止めることはできません。

気象予報士が予測することはできますがコントロールすることはできません。

お住まいの地域の天気予報をこまめにチェックすることで気圧の変化や寒暖の差を予測することは全ての飼い主にできます。

  • 寒暖の差に影響されないように室内の温度と湿度の調整する
  • 消化が良くなるように食事を工夫する(お湯をかけてやわらかくするなど)
  • お散歩や過度な運動を控える
  • 強い刺激のない環境を作る(テレビの音を最小にするなど)
  • 自由気ままに過ごさせる(常にケージから出してあげるなど)

気象病によって自律神経が乱れてしまうことは避けようがありません。

犬が過度なストレスを感じてしまわないよう、無理をさせてしまわないよう気を遣ってあげてください。

まとめ

布団に横たわり口元を手で隠すテリア

自然の変化や影響を受けやすい犬は気象病になりやすいです。

気圧の変化がもたらす身体への悪影響を5つ解説しました。

最も効果的な予防法は気圧の変化と寒暖の差を予測し、犬にストレスのない生活を送らせてあげることです。

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