犬の「赤ちゃん返り」の仕草や行動
1.「出来たよ!」と必死にアピールする
犬が赤ちゃん返りをすると「出来たよ!」と必死にアピールするような仕草や行動をすることがあります。
- 「トイレできたよ!」と報告に来る
- 「ごはん食べ終わったよ!」と報告に来る
出来たよ!と必死にアピールするのは飼い主に褒めてもらいたいからです。
やんちゃなイタズラ盛りを過ぎ、シニア犬になると性格も落ち着きます。色々なことが当たり前になります。
叱られることも減りますが褒められることも減ります。そうすると犬は赤ちゃん返りをすることがあります。
赤ちゃん返りの仕草や行動が見られる時は、毎日の当たり前で何気ない小さなことも褒めてあげてください。大袈裟である必要はありません。
例えばトイレの後始末をする時、「いいうんちさん出たね♡」「上手にできたね♡」と一言声をかけるだけで十分です。
失敗は叱らず、「はみ出しちゃったねー」と優しく声をかけてあげると良いです。
2.飼い主の後をついて回る
犬が赤ちゃん返りをすると飼い主の後をついて回るような仕草や行動をすることがあります。
子犬の頃は目を離すことができずに付きっきりでお世話をすることがありますね。
成犬のやんちゃでイタズラ盛りの頃は目を離すと何をするかわかりません。ケガや事故が起きないかと常に気を掛けています。
落ち着いて行動することができるようになり、目を離していてもひとりで寛いだり遊んだりしてくれるようになると、気を掛ける時間やスキンシップやコミュニケーションが減りがちになります。
そうすると犬は赤ちゃん返りをすることがあります。構ってもらえることを期待して後をついて回るのです。
赤ちゃん返りの仕草や行動が見られる時は、構ってあげられなくても何か一言でも声をかけてあげてください。5分や10分でもスキンシップやコミュニケーションのための時間を作ってあげてください。
3.赤ちゃんや子供に意地悪をする
犬が赤ちゃん返りをすると赤ちゃんや子供に意地悪をするような仕草や行動をすることがあります。
- 赤ちゃんのおもちゃを奪い取って泣かせる
- 子供の腕や足をかるく噛んで泣かせる
- 子供に飛びかかって転ばせて泣かせる
- 唸ったり吠えたりして追い払う
決してケガを負わせるつもりはありません。力加減も理解しています。ほんの少し意地悪をしたいだけなんです。赤ちゃんや子供に飼い主を奪われてしまったような気持ちなのです。
同居する後輩犬に対しても同じような仕草や行動をすることがあります。
赤ちゃん返りをして意地悪な仕草や行動をする時は愛犬からの「寂しい」「愛されたい」のサインです。
たっぷり愛犬を構ってあげられる特別な時間を作ってあげてください。飼い主を独り占めすることができるお散歩の時間を充実させてあげるのがおすすめです。
4.呼びかけを無視する
犬が赤ちゃん返りをすると、飼い主の呼びかけを無視するような仕草や行動をすることがあります。
不満なことが続いたことで完全に拗ねてしまったのです。
頭や体をすり寄せて甘えたり、おもちゃを運んで来たりなど「構って♡」とアピールする愛犬をかるくあしらっていたのではないでしょうか。
しつこい愛犬を無視することでやり過ごしていたのではないでしょうか。
「それなら自分も同じように無視してやる!」と機嫌を悪くしてしまったのです。
いつもなら構ってもらえるまで待つことができるのですが、不満なことがストレスになり、赤ちゃん返りをすることで仕草や行動で示そうとすることがあります。
まとめ
犬が赤ちゃん返りをしている時にする4つの仕草や行動について理由や対応を解説しました。
- 「出来たよ!」と必死にアピールする
- 飼い主の後をついて回る
- 赤ちゃんや子供に意地悪をする
- 呼びかけを無視する
ひとつでも当てはまる仕草や行動が見られる時は愛犬が赤ちゃん返りをしているサインです。
心の状態をチェックしてあげてくださいね。