ストレスになってる?犬が嫌がる『飼い主のスキンシップ』5選

ストレスになってる?犬が嫌がる『飼い主のスキンシップ』5選

愛犬がスキンシップを嫌がるときは、触り方やタイミングが悪くてストレスを感じているのかもしれません。そこでこの記事では、犬が嫌がる「飼い主のスキンシップ」5選をご紹介します!

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

犬が嫌がる「飼い主のスキンシップ」5選

ハグされる白い犬

愛犬家の人にとって、犬とスキンシップをとる時間はかけがえのないものですよね。

でも、愛犬と思い切りスキンシップを図ろうとすると反応がいまいちだったり、犬がその場から離れてしまってガッカリしてしまう飼い主さんも少なくはないようです。

犬によって性格や好みに違いがあるため、飼い主さんが求めている犬とのスキンシップが、犬にとってはストレスとなってしまうこともあります。また、犬が嫌がる触り方をやってしまう場合もあるでしょう。

この機会に、犬が嫌がる「飼い主のスキンシップ」5選をチェックしてみましょう。心当たりがあるスキンシップ行動があれば今後ぜひ改善してみてください。

1.頭を後から急に撫でる

犬の頭を撫でる時、人間の手が後または上から急に頭に近づくと、近づいてくる手が犬の視界には入らないため、犬によっては前触れもなく急に何か分からないものが頭に触れたと思い、びっくりして恐怖心を抱いてしまいます。

相手が飼い主さんならそれでも全く問題がないこともありますが、犬の性格やその時の状況によっては、飼い主さんだとしても突然頭を撫でられるてびっくりしてしまうことも。

愛犬の頭を撫でる場合には、犬が「自分の頭に手が近づいてくる」ことを認識できるように犬の前方から手を差し出しましょう。

飼い主さんではなく、親しくない人が犬を撫でる場合には、犬の横にしゃがんでもらい、手のにおいを犬にかがせた後に、頭ではなく肩や背中を優しく撫でてもらいましょう。

2.尻尾を触る

愛犬がフリフリする可愛い尻尾もつい触りたくなりますよね。でも、犬の尻尾は敵に襲われやすく犬が「守りたい」と感じる部位です。飼い主さんでもあまりしつこく触ると嫌がるかもしれませんし、信頼関係を築いていない人には触ってもらいたくない部位です。

ボディチェックのために触れられることに慣れておいた方が良いという面もありますが、必要以上に触るのは控えましょう。

3.足をつかむ、触る

犬の足

愛犬と握手をしようとしたら嫌がられた、という経験ありませんか?また、爪を切ろうとすると嫌がる犬もいるでしょう。犬は足先を触れられることも嫌がる場合が多いので、無理に足をつかむことはやめましょう。親しくない人に犬の足を触らせることも控えるべきです。

ただし、飼い主さんには足先に触れさせる、足先を持たせることができるようにしておかなければいけません。そうでなければ、爪切りや日々のボディチェック、シャンプーなどの時に困ります。

もし犬が足を触られるのを嫌がる場合には、触られても嫌がらない部分から始め、ご褒美を使いながら少しずつ足を触っても平気でいられるトレーニングを行いましょう。優しく無理なくスキンシップをしながら、愛犬との信頼関係を深めていきましょう。

4.睡眠中や食事中に触れてくる

犬はいつでもスキンシップを歓迎してくれる訳ではありません。たとえば寝ているとき、ご飯を夢中に食べているときに触れられるとストレスを感じてしまいますし、そんな時に愛犬を触る必要はありませんよね。

愛犬の「今じゃない」という空気は飼い主さんとしても察し、飼い主さんの欲求を愛犬に押しつけるのではなく、愛犬の犬としての気持ちを尊重したいですね。

5.ハグをしてくる

大好きな愛犬をギューッと抱きしめたくなる、そんな瞬間ありますよね。

でも犬はハグをされると身動きができなくてストレスを感じてしまったり、そもそもそんな濃密なスキンシップを喜ばない犬もいるようです。

中にはハグが好きな犬もいます。でも愛犬をハグしたときに尻尾が垂れ下がってしまったり、目をそむけたり、逃げるそぶりを見せるようなら、おそらく我慢をしています。愛犬の好み、性格を尊重して、過度なスキンシップを押しつけることのないようにしましょう。

犬が喜ぶスキンシップのとり方

犬と女性

愛犬とのスキンシップは適度に楽しみましょう♡

どこを触られても平気、どこを撫でても喜ぶという犬もいますが、犬が触られると嬉しいポイントは、一般的に次の場所になります。

  • 首(肩)周り
  • 耳の後ろ
  • 背中
  • 体の側面など

反対に、犬が触られたくない所は次のようなポイント。

  • 手足
  • 尻尾
  • 口周りなど

お互いに慣れていない間柄でしたら、頭を撫でるよりも、首周りや体の側面を優しく撫でてあげましょう。

また、体の先端は飼い主さんには触らせるようにしておく必要はありますが、用もなくいじったりいきなり触ると嫌がられるでしょう。

触れられて嫌な部分がある犬の場合には、少しづつボディタッチに慣らしていき、毎日のスキンシップを図ってみてください。

まとめ

あごを撫でられる犬

愛犬からスキンシップを嫌がれてしまうと、飼い主さんとしてはショックを隠しきれないものですね。

でもきっと、スキンシップ方法やタイミングを変えてみて、愛犬がどんなスキンシップをどの程度好むのかを知れば、きっと喜んでくれるスキンシップができるようになるはずです。

そのために、今回ご紹介をしたスキンシップ方法もぜひ参考にしてみてくださいね。

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