夏に注意すべき犬の『皮膚トラブル』4選!家でできる予防とケアとは

夏に注意すべき犬の『皮膚トラブル』4選!家でできる予防とケアとは

夏になると犬の「皮膚トラブル」が増加します。とくに、日本の夏は気温も湿度も高いので細菌が増殖しやすく皮膚に炎症が起きるのです。皮膚トラブルは一度発症してしまうと長びいたり、再発する可能性もあります。今回は、夏場に起こりやすい皮膚トラブルと家でできるケアについてお伝えしていきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

夏に起こりやすい犬の皮膚トラブル4選

足を噛む子犬

1.膿皮症

夏に増える代表的な皮膚トラブルのひとつが「膿皮症」です。皮膚に常に存在しているブドウ球菌が増殖することで発症します。

かゆみや赤み・湿疹のほか脱毛なども見られ、お腹や内ももに症状がでるのが特徴です。主に抗生物質の薬を使用して治療を行います。

2.ノミアレルギー性皮膚炎

「ノミアレルギー性皮膚炎」も夏に多い皮膚トラブルです。気温や湿度が高くなることで増えるノミが原因で発症します。

ノミに刺されることで全身に強いかゆみが起きるのが特徴です。ブツブツしたできものや赤みなどが背骨に沿ってお尻あたりまで広がります。

皮膚に垂らすスポット薬などでノミを駆除し、かゆみ止めなどの内服薬で治療を行います。

3.急性湿疹皮膚炎

急性湿疹皮膚炎は「ホットスポット」とも呼ばれる皮膚疾患のひとつです。

シャンプーなどで体が濡れた状態のままでいることで、毛の下が蒸れて皮膚環境が悪化するのが原因で発症します。

急性湿疹という名前のとおり「朝はなにもなかったのに午後になって発症していた!」など急に症状が現れる場合が多いです。

かゆみよりも痛みに近い症状が出るため、犬が患部を舐めたり噛んだりすることで化膿してしまうこともあります。

抗生物質や抗炎症薬を用いての治療が主です。炎症が起きている部分を清潔に保つために、毛を刈ることもあります。

4.外耳炎

夏になると「外耳炎」を発症する犬も多いです。

高温多湿な夏場になると、身体だけではなく耳の中も蒸れやすくなります。耳垢もたまりやすくなり細菌が増えることで炎症が起きるのです。

かゆみが出るため、足で耳を執拗にかいたり地面に擦り付けるなどの行動が見られます。

また、外耳炎になると耳が臭うためそれがきっかけで気づく飼い主も多いです。

耳の洗浄や点耳薬での治療が主ですが、悪化している場合には注射などを行うこともあります。

犬の皮膚トラブルを予防するためのケア

ブラッシングされているシベリアンハスキー

こまめにブラッシングする

皮膚トラブルを予防するには、普段から皮膚を清潔に保つことがもっとも大切です。

日頃からこまめにブラッシングを行ってください。汚れを取りのぞいたり絡まった毛をほどいて通気性をよくすることができます。

また、ブラッシングの際に皮膚もチェックしておくことで「いつもと皮膚の色が違う」など変化にも気づきやすくなりますよ。

シャンプー後のドライはしっかりと行う

シャンプーで身体をキレイに保つことはもちろんですが、終わった後のドライもしっかりと行いましょう。

夏だからすぐ乾くと思ってしまいがちですが、日本の夏は湿度も高いため濡れた状態を放置すると細菌が増殖しやすくなってしまいます。

シャンプーをした後はしっかりと毛の根本まで乾かしてあげてくださいね。

生活環境は適切な温度に保つ

愛犬が過ごす環境の温度を適切に保つことも重要です。室内犬であればエアコンで涼しい温度を保ってあげましょう。

室外犬の場合は、日陰を作ったり暑い地面に触れないようにすのこを敷いてあげるのがおすすめです。

まとめ

海を眺めるフレンチブルドッグ

夏に増える犬の皮膚トラブルについてお伝えしました。

犬は毛で覆われているため、高温多湿な夏になると皮膚が蒸れてしまい皮膚トラブルが起きやすくなります。

さまざまな炎症を予防するためにも、日頃から皮膚を清潔に保つためのケアを行っていくことが大切です。

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