犬との水遊びでNGな行為
1.直射日光の下で遊ぶ
直射日光の下で犬と水遊びをしないでください。熱中症を引き起こす危険があります。
水遊びとは言え、直射日光に当たりながら遊ぶのは犬にとって大変過酷な状況です。
日陰で水遊びをする場合にもUVカット効果のあるドッグフェアを着せるなど紫外線対策を行うと良いです。
2.濡れたままにする・自然乾燥させる
水遊びをした後、体が濡れたままにしないでください。体を冷やしてしまうことがあります。
シニア犬や老犬はとくに注意が必要です。自然乾燥させるのもよくありません。犬の皮膚に常在する細菌が繁殖し、悪臭や皮膚病の原因になりやすいです。
水遊びをした後はしっかりタオルドライをしてからドライヤーで十分に乾かしてあげてください。
ドライヤーの熱でも熱中症の恐れがあります。冷房の効いた部屋で乾かす、温風と冷風を使い分けるなど対策を行うと良いです。
川遊びに行った場合は、すぐにドライヤーなどで乾かすことは難しいでしょう。家に戻ってから軽くシャンプーをして汚れを落としてからしっかり乾かしましょう。
3.ひとり遊びをさせる
犬に水遊びをさせる時は常に飼い主が付き添ってください。愛犬から絶対に目を離してはいけません。庭に小さなプールを用意して遊ぶなどする時、犬にひとり遊びをさせると溺れるなど事故が起きる危険があります。
4.無理に泳がせる
海や川などで水遊びをする時、犬を無理に泳がせるのは絶対にやめてください。
水遊びは好きでも泳ぐことは好きではない犬もいます。全く泳ぐことができない犬もいます。
溺れて大量の水を飲んでしまうと水中毒を引き起こすことがあります。最悪の場合は溺れてしまいます。
海や川で犬が溺れてしまうと飼い主では救助してあげられないことがあります。無理に泳がせることはしないでください。
泳がない場合でも、海や川では犬にもライフジャケットを着用してください。
5.長時間水の中で遊ぶ
長時間水の中で遊ぶのはやめてください。犬が低体温症を引き起こす危険があります。気づかずに放置してしまうと命を落としてしまうことがあります。
呼吸器疾患・心疾患・甲状腺機能低下症など持病のある犬が長時間水の中で遊んでいると体温の変化に上手く対応することができません。症状を悪化させてしまったり、重篤な症状を引き起こす恐れがあります。
水の中には入らず、水を体にかけるなど控えめに遊ぶと良いです。
犬と安全に水遊びを楽しむ方法
愛犬の反応を確認すること
水遊びをする時は、体に水をかけられた時の愛犬の反応をよく確認してください。
まずは手足に水をかけてみると良いです。手足さえも水に濡れることを嫌がる犬もいますので、拒否反応を示した時は水遊びは控えた方が良いでしょう。
シャンプーされることや雨の日の散歩を嫌がる犬は、水遊びも嫌がる傾向にあります。
ゆっくり休ませること
水遊びは飼い主が考える以上に犬の体力を消耗します。
海や川やプールで遊んだ後はシャンプーをして体をキレイにした後、ゆっくり休ませてあげてください。
体調の変化にも注意し、悪くしてしまった時のためにすぐに病院に行けるように準備しておくと良いです。
まとめ
犬との水遊びでしてはいけないNG行為と注意点を5つ解説しました。
- 直射日光の下で遊ぶ
- 濡れたままにする自然乾燥させる
- ひとり遊びをさせる
- 無理に泳がせる
- 長時間水の中で遊ぶ
ダックスフンドやコーギーなどの手足の短い犬種は水の中で手足を動かすことが苦手です。
フレンチブルドッグやボストンテリアなどの短頭種は、口や鼻から水が入り込んでしまいやすいです。
深さのある海や川やプールで水遊びをさせる時は、飼い主が犬の体を支えながら泳がせてあげてください。
泳ぎが得意な犬種や水遊びが好きな犬にも泳がせる時は、必ずライフジャケットを着用させてくださいね。