犬もヨーグルトを食べられる!与えるメリット4つ
整腸作用に効果があると広く知られているヨーグルトは、実は犬も食べられる食品だと知っていましたか?人間用のプレーンヨーグルトであれば、一緒に楽しめる食材なんです!また、犬もヨーグルトを食べることで、以下のようなメリットが得られます。
1.整腸作用により便秘解消
まず、ヨーグルトの代表的な効能として整腸作用が挙げられます。ヨーグルトには豊富な乳酸菌が含まれており、この乳酸菌が腸内の善玉菌に作用し、腸内環境を整えてくれる働きが期待できます。
腸内環境を整えることで、便秘を解消する効果や消化吸収を良くする効果が得られるため、全身の健康維持にもつながるのです。
実は、腸内環境が悪化しているとアトピーやアレルギー性皮膚炎といった、関係ないと思われがちな症状を引き起こす原因となることもあります。そのため、時々ヨーグルトを少量与え、腸内環境を整えてあげることをおすすめします。
2.整腸作用により口臭を緩和
ヨーグルトに含まれている乳酸菌によって、腸内にある善玉菌を活性化させ、腸内環境を整える効果が期待できます。整腸作用により、さまざまな健康効果が得られますが、そのうちの1つに犬の悩みの種となりやすい口臭予防が挙げられます。
犬の口臭原因の1つに、腸内環境の悪化が関係していることはご存知でしょうか。腸内環境が良くないと腐敗物質が発生し、いったん腸から血液中に吸収されます。これが呼気とともに肺から排泄され口臭の原因になります。しかし、整腸作用により便秘が解消されることで、口臭原因を取り除くことができます。
また、ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、歯周病予防にも効果があると言われています。口内にいる細菌の増殖を抑えることも口臭予防につながるでしょう。
3.利尿作用で結石予防につながる
ヨーグルトにはカリウムが含まれているため、意外と知られていませんが利尿作用があります。カリウムによる利尿作用により、ヨーグルトを食べることでおしっこを排泄する効果が得られます。
犬がかかりやすい結石は、尿量が少なく濃縮されることや尿をうまく排出できないことも原因として挙げられます。利尿作用によって、上手におしっこを出すことができれば、尿路結石の予防にもつながるでしょう。
ただし、カリウムは摂取しすぎると悪い影響をもたらすこともあります。特に、腎臓病を患っている犬にとってはリスクが高いので注意しましょう。
4.空腹による嘔吐を予防
犬は空腹によって胃酸を分泌し、嘔吐することがあります。ヨーグルトには胃を保護する働きがあるため、空腹嘔吐の原因である胃酸から胃を守ることができるのです。
この空腹嘔吐は、夕ごはんを食べた後から朝ごはんまでの間に起きることが多いので、空腹嘔吐を起こしやすい犬は、ごはんの時刻を調節した上で、少量のヨーグルトを寝る前に与えてみましょう。嘔吐しにくくなりますよ。
犬にヨーグルトを与える時の注意点
犬にとってもメリットの多いヨーグルトですが、栄養豊富なヨーグルトも与える際にはいくつか注意が必要です。
- 初めて与える際は少量から始める
- 与えすぎない
- プレーンタイプのものを選ぶ
ヨーグルトは乳製品なので、犬によっては乳製品アレルギーを引き起こす恐れがあります。そのため初めて与える際は、まず一口ペロッと舐められるだけの少量から始めるようにしましょう。
また、ヨーグルトは栄養豊富なので食べ過ぎてしまうと肥満につながることもあります。また、乳酸菌は摂取しすぎると下痢につながる恐れがあるので、与えすぎは禁物です。
最後に、与えるヨーグルトは人間用ヨーグルトで問題ありませんが、必ずプレーンタイプを選んでください、プレーンタイプでも原料にキシリトールが入っていないものを選ぶようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬にとってヨーグルトはメリットの多い食品です。しかし、与えすぎや味のついているヨーグルトは、悪影響を引き起こす恐れがあるので、正しい与え方を理解した上で、一緒に楽しみましょう。