犬にはなぜお散歩が必要なの?
犬はもともと外で生きていた野生動物。本能的に「お外」が好きな犬が多いはず。近年では室内飼いの犬が増えましたが、何かと外に出たがる犬が多いのではないでしょうか。
お散歩で犬が得るもの
犬の本能を満たすためにも外をしっかり歩かせる「お散歩」はとても大切です。運動不足、またストレス解消はもちろんのこと、たくさん外の空気を感じニオイを嗅いで好奇心を満たすことができます。
そしてお散歩は飼い主さんと一緒に歩くことで、信頼関係を築くことが出来る最高のコミュニケーションでもあるのです。
毎日しっかりお散歩することで体力や筋力の衰えを防ぐ効果もあるので、健康的な体を作ることにも役立ちます。そんな犬にとって重要なお散歩、実は飼い主さんの健康管理にも役立っているのです。
犬とのお散歩は飼い主にとっても運動不足解消になっている
1.犬を飼っている人は運動量が多いの?
当然ながら犬を飼っている方はほとんど毎日のようにお散歩に行かれていると思います。愛犬のためのお散歩ではありますが、飼い主さんも相当な距離を歩いているのはお気づきですよね。
特に中型犬や大型犬など運動量が多い犬種と暮らしている飼い主さんは、十分な運動不足解消なっていると言われています。
2.人間に必要な運動量の目安
人間に必要な運動量の目安は個人差はあるものの、1週間あたり150分以上、中程度の運動と言われています。とある研究結果によると愛犬とのお散歩は十分にその運動量をクリアしているのだとか。
犬を飼い一緒にお散歩を楽しむことで互いの健康管理が出来ているなんて素敵ですよね。ただ、梅雨時期や台風が多い季節、お散歩に行けない日が続くこともあるはず。そんな時は愛犬と室内でたくさん遊んで一緒に運動不足を解消しましょう!
飼い主の運動不足も解消!室内で出来る犬との遊び2選
1.愛犬と筋トレ
SNSの動画などで愛犬と一緒に腹筋やスクワットといった筋トレを行っている飼い主さんを見たことはありませんか?主に飼い主さんの運動不足解消になってしまいますが、背中に愛犬を乗せて腕立て伏せをするなど互いに協力しあえば、愛犬にとっても楽しいコミュニケーションになると思います。
背中に愛犬を乗せて腕立て伏せ以外にも、愛犬に飼い主さんの足元でオスワリをしてもらい腹筋運動で起き上がった時にタッチをしたり、抱っこしたままスクワットするなど工夫次第で様々な筋トレができるはず。
甘え防な性格の犬は飼い主さんが筋トレやストレッチなど行っている時に、自然とそばに寄ってきて体の上に乗ってしまうこともあるはず。そんな性格の犬であれば一緒に筋トレも行いやすいとかと思います。
慣れるまではなかなか協力的ではないかもしれませんが、オヤツを与えたり「いい子だね~」など声をかけながらトレーニングすると愛犬も楽しんでくれるかもしれません。
ただし高いところや抱っこが苦手、また動く場所に恐怖感を抱く犬もいると思います。嫌がる素振りが見られたら、無理強いすることなく他の遊びをしましょう。
2.愛犬と鬼ごっこ
鬼ごっこ遊びや追いかけっこ遊びは愛犬との定番の遊び方ですよね。もちろん室内で鬼ごっこをする場合は全速力で走るわけにはいきませんが、立って動いているだけでも運動不足解消に役立ちます。
人間の場合は立っているだけでも体のいたるところの筋肉が使われるので消費カロリーもアップしやくなるのだとか。
室内で愛犬と鬼ごっこ遊びをする時の注意点は、まず床を滑らない素材にしておくこと。フローリングなど愛犬の足が滑りやすい素材だと、例え転ばなかったとしても足腰にとても負担がかかってしまいます。興奮しすぎて家具や壁などにぶつからないよう気をつけて下さい。
また「鬼」になるのは飼い主さんではなく愛犬です。愛犬に追いかけてもらえるよう飼い主さんはお気に入りのおもちゃなどを手に持ち、気を引いてみましょう。
愛犬が楽しがるからと飼い主さんが「鬼」にばかりなっていると愛犬は逃げる楽しさを学習してしまいます。万が一逃げ出してしまった時、追いかけてくる飼い主さんを見て「遊んでいる!」と勘違いしてしまい、捕まえることが出来なくなる危険性があるので注意しましょう。
まとめ
「今日は雨でお散歩に行けないな」という日は意識的にご自宅で愛犬との時間を長めに作っている飼い主さんも多いですよね。愛犬の運動不足を解消するために持って来い遊びや、引っ張りっこ遊びなどしていませんか?
飼い主さんが座ったままで行える遊び方だと「飼い主の運動不足解消」にはなかなか繋がりません。室内で愛犬と遊ぶ時はご自身も「立って体を動かす」と言うことを意識してみて下さい。