「犬は女性の方が好き」と言われる理由
体が小さい
男性よりも体の小さな女性の方が犬に好かれやすいです。
犬は自分よりも体の大きな人や動物を恐れることがあります。体が大きいほど警戒されやすく、体が小さいほど警戒されにくいです。
目の前に男性と女性がいて「おいで」と呼ばれた時、女性の方に寄って行きやすいのは警戒心を抱きにくいからです。男性の方が体が小さく見えた場合、男性の方に寄って行くこともあるでしょう。
声が高い
男性よりも声が高い女性の方が犬に好かれやすいです。
しつけ本には「明るく高い声で褒めてあげましょう」「低い声で叱りましょう」と書かれていることがありますが、声の高さによって犬の感情がコントロールされるためです。
犬が楽しそうにしている時の声は明るく高い声で、警戒したり威嚇する時は低い唸り声をあげますよね。
声の高い女性の方が好かれやすいのは、犬にとって好意的な声であり、楽しく嬉しい気持ちにさせてくれるからです。
とくに声が低い男性が犬に話しかける時は、声の高さを意識してみると犬に警戒されにくくなります。
女性にお世話をされることが多い
- ペットショップのスタッフ
- トリミングサロンのトリマー
- 動物病院の看護師やスタッフ
子犬の頃から女性にお世話をされることが多いことも、男性より女性が好かれやすい理由のひとつです。
男性の場合、意外と大雑把で力加減を知らない人が多い傾向にあります。女性の場合、そっと優しく母親のように扱うことができる人が多い傾向にあります。
男性と女性とでは犬をお世話する時の扱い方が違うという点でも、好かれやすさに違いが出ることがあります。
父犬は育児をしない
犬は母犬のみが育児をし、父犬は育児をしません。
父犬が子犬の遊び相手になってくれることはあるのですが、どのように子犬と遊んであげたらいいのかわからずに戸惑う様子が見られることがあります。
子犬と接する時の力加減がわからず、子犬がキャンッ!と甲高い声を上げて鳴いた時、母犬が飛んで来て父犬を叱るという様子が見られることもあります。
母犬には強い愛情や安心感を持ちますが、父犬には不安や警戒心を持つことがあります。
このようなことから、人に対しても男性と女性で好き嫌いがわかれることがあるのです。
フェロモンの違い
男性と女性とでは、フェロモンのにおいに違いがあります。
犬はフェロモンのにおいに敏感で、オス犬は発情期のメス犬のにおいを数キロ先まで感知することができるとされています。
相手が人であってもフェロモンの違いによって男性と女性を嗅ぎ分けることができます。
メス犬は男性のフェロモン、オス犬は女性のフェロモンのにおいの方が好みやすいとされています。
飼い主の性別の違い
飼い主が女性である犬は、他人と接する時に男性よりも女性を好む傾向にあります。
飼い主が男性である犬は、男性を好む傾向にあります。普段から接し慣れているからでしょう。
逆に、飼い主とは違う性別の人に興味を持つ犬もいます。好奇心が強く、慣れないことにも興味を持って積極的になれるタイプなのでしょう。
まとめ
「犬は女性の方が好き」は本当なのか、男性よりも女性が好かれやすい理由を解説しました。
女性の獣医さんは平気だけど、男性の獣医さんには抵抗したり威嚇して噛みつこうとする犬もいますよね。
体が大きいことで警戒されたり、声が低いことで恐怖心を煽ってしまったりするのでしょう。
しゃがんだ体勢で犬と同じ目線の高さになり、明るく高い声で話、そっと優しく触れることで警戒されにくくなります。
うちの犬たちがお世話になっている男性の獣医師さんは、いつも床に膝をついて診察台の犬よりも低い位置から話しかけています。警戒されにくい方法なのかな?と改めて感じました。