シャイな犬の仕草や行動
1.目を合わせられない
シャイな犬は人や他の犬と目を合わせることができません。恥ずかしいという気持ちではなく、不安や緊張から相手の行動や様子をうかがっているんです。
チラチラと目線を送ってくることがありますが、シャイな犬の方から寄って来てくれるまで待ってあげてください。
不安や緊張が解ければ目を合わせることができますし、仲良く遊ぶことができます。
2.隠れる
シャイな犬は飼い主や家族以外の人や犬を見ると隠れてしまいます。
来客がある時は部屋の隅に隠れたり、家具の下や裏に隠れて出て来てくれないことがあります。
お散歩の途中であれば、飼い主の後ろにそっと隠れて相手の様子をうかがっています。
シャイで隠れていた犬が姿を見せてくれた時、嬉しくてテンションが上がりますよね。大きな声をあげてしまうと驚かせてしまってまた隠れてしまうことがあります。
姿を見せてもそっと様子を見守ってあげてください。
3.ドッグランの外から見ている
シャイな犬はドッグランに行っても中に入ることができません。外から他の犬たちが遊んでいる様子を見ています。
本当は中に入って一緒に遊びたいのでしょうけれど、不安や緊張で遠くから見ることしかできないのです。
そんな犬を見かけた時は「一緒に遊ぼう?」と優しく声をかけてあげてください。でも無理強いはしないでくださいね。
4.威嚇する
シャイな犬は唸る・吠える・飛びかかるなど威嚇することがあります。怖がりで敏感でビビリなんです。
他の犬が近づこうとするだけで大興奮してしまうこともあります。
興奮する愛犬をコントロールしようと飼い主は必死です。何とかしてあげようとお節介で執拗に話しかける人もいますが、そっとその場を離れてあげてほしいです。
5.無視する
シャイな犬は人や他の犬を無視することがあります。
声をかけても無視し、ボールを投げても無視します。体を撫でられても何ともない平気な様子で無視するかもしれません。
でも本当はかなり緊張しています。尻尾が下がっていたり、耳をキュッと後ろに倒しているなど、不安や緊張する気持ちが体の部位に表れているはずです。
6.あくびばかりする
シャイな犬はあくびばかりします。眠いわけではありません。緊張する気持ちを何とか落ち着かせたいのです。
あくびは「カーミングシグナル」とも呼ばれていて、犬同士がコミュニケーションする時の仕草や行動でもあります。自分や相手の緊張する気持ちを落ち着かせるための方法なんです。
犬のシャイな性格は直せる?直すべき?
生まれ持った性格によってシャイな犬がいます。犬種の持つ特徴によってシャイな犬もいます。
その他のシャイな犬は社会化不足がシャイな性格になる原因です。
子犬の頃、他の人や犬と接する機会が極端に少なかったのでしょう。過保護にするあまり室内に閉じ込めてばかりいたり、お散歩に出る機会がほとんどなかったのかもしれません。
直せる?
シャイな性格は直せます。かなりの時間がかかる場合があり、飼い主の根気強さと愛情が必須です。
他の人や犬と交流する機会をたくさん与えてあげてください。ドッグランやドッグイベントなど人や犬が多く集まる場所に出かけるのがおすすめです。
直すべき?
トリミングが困難な場合、獣医師による診察や治療が困難な場合にはシャイな性格を直すべきかもしれません。
シャイな性格で威嚇するからといって、適切な治療が受けられないのでは病気やケガを直してあげることもできません。予防医療も受けられないかもしれません。
暮らしやすさや状況に合わせて判断してあげてください。
まとめ
シャイな性格の犬がよくする仕草や行動を6つ解説しました。
シャイな性格の犬って可愛いですよね。いつか仲良くなりたい!いつか一緒に遊びたい!と思わせてくれます。
シャイな愛犬にお友達を作ってあげたいと思うことがあると思います。無理強いはせず、ゆっくりと時間をかけてあげることでシャイな性格が和らぐことがあります。
明日からでも他の人や犬と交流する時間を作ってみてはいかがでしょうか。