犬はなぜ人の後ろについてくるのか
1.一緒に行動するのが当たり前だから
犬が人の後ろについてくるのは、一緒に行動するのが当たり前だと思っているからです。
もともと犬は群れで暮らし、全ての行動を仲間と共にし、ひとりで過ごす時間はありません。
人と暮らす今は自宅でひとりきりのお留守番もありますが、飼い主や家族と一緒に過ごす時間は常に行動を共にしたいため後ろについてくるのです。
2.ひとりになるのが怖いから
犬が人の後ろについてくるのは、ひとりになるのが怖いからです。同じ家の中で過ごしているのに飼い主が移動する度に後ろをついてくることがありますよね。
野生で暮らす群れの一員であればひとりになることはないのですが、人と暮らすとどうしてもひとりになる時間があります。
ひとりきりのお留守番中は不安や恐怖との闘いです。同じ家の中で過ごす時くらい不安や恐怖を感じずにいたいため後ろについてくるのです。
3.依存している
犬が人の後ろについてくるのは、その人に依存しているからです。
お留守番中、物を破壊したりトイレ以外の場所で排泄をするなどお困りごとはありませんか?
飼い主に依存し、姿が見えなくなると不安や恐怖に駆られ、問題行動を起こしてしまうことがあります。
同じ家の中で過ごしていても姿が見えなくなる不安や恐怖を知っているため、見失ってしまわないようにと常に後ろをついてくるのです。
4.良い出来事を期待している
犬が人の後ろについてくるのは、「何か良い出来事が起こるかもしれない♡」と期待しているからです。
掃除をする時や洗濯物を干す時など愛犬に後ろをついてきてほしくない時がありますよね。
「向こうで待っててね」と、長く食べ続けることができるガムを与えるなどすることがあるのではないでしょうか。
後ろをついて回っていると「お散歩に行きたいの?」と言ってもらえることをわかっている犬もいると思います。
構ってもらえるかもしれない、良い出来事が起こるかもしれないと期待して後ろをついてくるのです。
5.お願いしたいことがある
犬が人の後ろについてくるのは、お願いしたいことがあるからです。
吠えて要求すると叱られてしまうことをわかっています。静かに後をついてくる分には叱られないこともわかっています。
お願いしたいことがあって無言の圧力をかけているのです。ほとんどの場合は「構ってほしい♡」と甘えたくて後ろをついてくるのです。
6.体調が悪い
犬が人の後ろについてくる時、体に不調があって訴えかけている可能性も考えられます。
水を飲む量が急に増えた、食欲がない、表情が暗い、元気がない、ずっと尻尾を下げているなどする時は体調をよく見てあげてください。
賢く器用な犬は飼い主に構ってほしくて仮病を使うことがあります。体調が悪いふりをして後ろをついてくるのです。
見極めも大事ですが、原因がわからない時は病院で診てもらうのが良いです。
7.大好きでひと時も離れたくない
犬が人の後ろについてくるのは、その人のことが大好きでひと時も離れたくないからです。
依存していることや分離不安症とは全く違います。表情も明るいですし、常に笑顔で目をキラキラと輝かせていることがわかります。
優しく微笑むように目をジッと見つめているのではないでしょうか。心から信頼し、大好きで一緒にいることで安心できる相手だからこそ後ろをついてくるのです。
まとめ
犬が人の後ろについてくる時の心理を7つ解説しました。
- 一緒に行動するのが当たり前だから
- ひとりになるのが怖いから
- 依存している
- 良い出来事を期待している
- お願いしたいことがある
- 体調が悪い
- 大好きでひと時も離れたくない
信頼しているからこそ常に一緒に行動したい!という犬もいます。
信頼しているからこそ離れていても大丈夫!という犬もいます。愛犬はどちらのタイプでしょうか。
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20代 男性 匿名