犬の発情期はメスのみ?発情期はいつから?
犬の発情期は、基本的に女の子のみと考えられています。オスの発情期に関しては明確な時期はなく、発情期のメス犬の匂いを嗅ぎつけて発情するからです。
メス犬の発情期は、一般的に年に2回訪れます。約7〜10ヶ月ほどの周期で訪れ、期間は約5〜20日間ほどと個体差はありますが、平均して約10日間前後発情期が続きます。
発情中のメス犬は、発情期独特のフェロモンを放っているため、その匂いに誘発されるようにしてオス犬の発情を招きます。オス犬の発情に関しては、発情期のメス犬の匂いであれば数キロ先であっても感知できると言われているため、それほど強い匂いであることがわかります。
発情期のメス犬の匂いを感知したオス犬は、その匂いを辿るように追いかけてしまったり、ソワソワと落ち着きがなくなったり、オス犬同士が一緒にいる場合は喧嘩をしてしまうことも珍しくありません。
そのため、発情期のメス犬の飼い主さんは、周囲の犬(特にオス犬)への配慮を忘れないようにしなければいけません。
犬(メス)の発情期にみせる行動5つ
では、犬が発情している時どのような仕草や行動を見せるのでしょうか。クッションに陰部をこすりつけるようなマウンティング行動は有名ですが、実はそのほかにも様々な仕草や行動が見られます。
1.陰部を頻繁に舐める
メス犬の場合、発情期には生理による発情出血が起こります。そのため、陰部に違和感や不快感を感じるため、ソワソワと気にするような行動が見られます。
陰部を頻繁に舐めたり、匂いを嗅いだりする行動が増えるので、紙おむつを使用しているメス犬の飼い主さんは、こまめに取り替えてあげるようにしましょう。
2.不安から飼い主の後をついてまわる
発情期は、メス犬の精神が不安定になりがちです。ちょっとしたことに不安や恐怖、強い警戒心を抱くようになり、ストレスを感じやすい時期でもあります。
そのため、不安からいつもは落ち着いている犬でも飼い主の後をついてまわるようになったり、お留守番時に不安そうな行動を見せたりすることが増えます。
3.食欲不振に陥る
発情期のメス犬の中には、食欲不振に陥る犬もいます。突然食欲が減退してしまい、普段食べているごはんやおやつも口にしなくなります。
しかし、ごはんを食べなければ栄養失調になりかねませんし、よりストレスや健康に悪影響を与えてしまいます。嗜好性の高いドッグフードに替えたり、発情期だけ食べやすいウェットフードにしたりと工夫してみましょう。
4.息が荒くなる
発情期のメス犬の匂いを嗅ぎつけたオス犬は、興奮状態に陥り、息が荒くなることがあります。
さっきまで落ち着いていた愛犬が、突然クンクンと宙を嗅いだかと思えば、突然息が荒くなることはありませんか。これは発情中のメス犬の匂いを嗅ぎつけてしまったことが原因かもしれません。
5.遠吠えや吠えるといった行動を頻繁に見せる
発情中のメス犬の匂いを嗅ぎつけ発情してしまったオス犬は、遠吠えをして相手のメス犬の気を引こうとしたり、頻繁に吠えることで他のオス犬を牽制するなどの行動をとることがあります。
特に、散歩中に発情中のメス犬が通りかかり、近くに他のオス犬がいる場合、そのメス犬を取り合うようにして攻撃的な態度を見せることがあります。
近くにいると喧嘩になってしまう恐れもあるので、こうした行動が見られた場合は速やかに相手の犬と距離を取り、喧嘩にならないようにしましょう。
犬(メス)の発情期に飼い主が注意すべきポイント
メス犬の発情期には、飼い主が愛犬の放つフェロモンによって、他のオス犬に影響を与えないように配慮する必要があります。愛犬が発情期に入ったら、以下の点に注意しましょう。
- 散歩中はなるべく他の犬に近づけない
- ドッグランの使用は控える
- 犬用紙おむつを使用する際はこまめに取り替える
散歩中、他の犬を近づけてしまうとその相手がオス犬であった場合、突然飛びかかられたり、相手のオス犬が他の犬と喧嘩になってしまったりする恐れがあります。
また、ドッグランは不特定多数の犬たちが自由に走り回っているため、他のオス犬同士の喧嘩を誘発したり、あるいは求愛行動を起こされてしまう恐れがあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、発情期のメス犬の飼い主さんは、周囲へ配慮する必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬の発情期は、オス犬、メス犬共に周囲へ配慮する必要があります。最後に紹介した注意点を始め、周囲の犬トラブルを誘発しないよう気をつけましょう。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
オス二匹居ますが、去勢したオスの後を去勢してないオスが追いかけることがあります。発情してるのが分かるのですが、それはどういうことが起きているのでしょう?