トッピングに最適!犬に与えたい夏野菜5選
皆さんは夏野菜と聞いてどの野菜を思い浮かべますか。多くの夏野菜がありますが、夏を乗り切るために必要な栄養素がたっぷり含まれている食材は、ぜひ愛犬にも食べさせたいですよね!
ここでは犬が食べられる栄養満点な夏野菜を紹介します。ぜひドッグフードのトッピングや付け合わせに与えてみてくださいね。
1.とうもろこし
とうもろこしは、普段のドッグフードにも含まれている夏野菜の1つです。そのため、犬が食べやすく、ドッグフードに混ぜたりペースト状にしてトッピングしたりしやすい食材です。
とうもろこしには食物繊維が含まれているだけでなく、抗酸化作用のあるビタミンや水分バランスをコントロールするカリウムが含まれています。脱水症状を予防する役割もあるので、夏に与える野菜としてもピッタリです。
しかし、とうもろこしはアレルギー症状を引き起こしやすい野菜でもあります。粒のまま与えると消化できなくてそのままの形で便とともに排泄されることもあります。まずは1〜2粒から与えて様子を見た上で、与えすぎには注意しましょう。また、味付けも禁物です。
2.きゅうり
夏野菜の定番にきゅうりがあります。犬もきゅうりを食べることができるので、薄くスライスして普段のドッグフードにトッピングしてあげると良いでしょう。
きゅうりにはビタミンKが豊富に含まれていて、これはカルシウムを定着させる役割を持つため、骨を丈夫にする働きが期待できます。骨がもろくなりやすいシニア期の犬には最適です。また、貧血防止にも役立つので、貧血を引き起こしやすい夏場にピッタリでしょう。
きゅうりは全体の95%が水分でできていると言われています。水分を多く必要とする夏場は、お散歩のお供や水分補給がわりとしても活躍してくれますよ!
食べ過ぎると下痢になる可能性もありますので、ほどほどに。
3.トマト
夏野菜の代表とされるトマトは、基本的に完熟したトマトであれば犬も食べられます。トマトには高銀酸化作用を持つリコピンや皮膚の健康を維持するビタミンCなど、犬にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。
また、きゅうりと同じく90%が水分でできているため、脱水症状を引き起こしやすい夏場には、水分補給の役割も担ってくれます。
しかし、トマトは交差性アレルギー反応を引き起こしやすいデメリットを持ちます。スギ、ブタクサ、シラカバのアトピーを持つ犬の場合は、トマトを与えることは控えましょう。また、トマトの緑色の部分や葉・茎・花にはトマチンという毒になる物質が含まれています。完熟した赤い実の部分は問題ありません。品種改良されたカラートマト緑色は食べても大丈夫です。注意して与えてください。
4.オクラ
オクラを犬に食べさせるという認識はあまり広まっていませんが、実は犬にとっても夏バテ防止に貢献してくれる夏野菜です。小さめなのでドッグフードにトッピングしやすい点も魅力的ですね。
オクラには、整腸作用や皮膚や被毛の健康を維持する効能、さらに90%の水分量が含まれます。βカロテンは皮膚や被毛の健康を維持する上で、紫外線ダメージから守る働きもあるため、夏にピッタリな野菜と言えるでしょう。
丸ごと飲み込んで喉に詰まらないよう、みじん切りにするなどしてトッピングしてあげる方法が好ましいです。また、味付けはせず、下痢の症状を引き起こさないためにも与えすぎには注意してください。
5.かぼちゃ
意外と冬野菜として勘違いされやすいかぼちゃですが、実は夏野菜です。かぼちゃには、犬にとって必要な栄養素が豊富に含まれている上、味付けしなくても甘みがあり、好む犬も多い食材です。
かぼちゃを食べることで、免疫力を上げる効果が期待できたり、皮膚や被毛の健康を維持する効果が期待できます。また、食物繊維も豊富に含まれているので、便秘予防にも効果的です。ビタミンB1による疲労回復効果も夏バテ予防にはピッタリでしょう。
ただし、かぼちゃには食物繊維と糖質が多いため、食べ過ぎてしまうと肥満や下痢の原因となります。必ず一口程度の少量を与えるようにとどめてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。夏野菜の中には、犬に食べさせてはいけない食材もあります。今回紹介した食材は、アレルギー症状や調理法に気をつけることで栄養を効果的に摂取できるので、ぜひ与えすぎに気をつけながら楽しんでください。