犬を飼って長い『ベテラン飼い主が絶対にしない』3つのこと

犬を飼って長い『ベテラン飼い主が絶対にしない』3つのこと

犬を飼った経験が長く、犬との適切な接し方を心得ている「ベテラン」とも言える飼い主さんにはいくつかの共通点があります。ここでは、犬を飼っているからには目指すべき「ベテラン飼い主」が絶対にしないことをご紹介します。 

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1.犬の意思や気持ちを無視する

伏せている茶色い犬

ベテランの飼い主が犬に対して絶対にしないこととして挙げられるのが、犬の意思や気持ちを無視して嫌がることを強引にすることです。

虐待のように暴力を振るったり、嫌がらせをしたりするということだけでなく、日頃のコミュニケーションの中でもそのような様子が見られます。

そして、愛犬の意思や感情をしっかりとくみ取るために、愛犬の表情やボディランゲージをとてもよく観察していることも特徴的です。

スキンシップを取ったり、散歩に行ったりと犬が喜ぶであろうことであっても、「これをすれば犬は楽しいはず」と決めつけることなく、その時の様子を観察しながら気持ちを感じ取っています。

行動や様子の変化からトラブルを察知しますし、それに合わせた対応をするのもベテラン飼い主ならではと言えるでしょう。

また、歯みがきやシャンプーなど犬が嫌がりやすいことをする場合でも、強引に行うのではなく、愛犬のペースに合わせて時間をかけて慣らしていくことができます。

そうすることで、はじめは時間がかかっても結果的にスムーズにそれらのことができるようになるということを知っているからです。

犬の気持ちを無視して嫌がることを続けると、さらに強い抵抗をするようになったり、威嚇や噛みつきなどの重大なトラブルにつながってしまうのです。

2.必要なお手入れや健康管理を怠る

体重計とダックス

犬の飼い主が行うべき義務のひとつが、健康管理です。怪我や病気になった時に治療を受けさせることはもちろん、日々の健康管理を行うことで防ぐことができる怪我や病気をしっかりと予防するということも大切です。

具体的には、ライフステージや体質に合った食事を与えて、適切な運動を行い、健康的な体型を維持することや、ボディケアによって歯や皮膚の健康を守ることなどが言えるでしょう。

特に、肥満は万病のもとなので、食事と運動で適度な筋力をつけながら体型を維持することはとても大切です。

また、近年は犬の寿命が伸びていることから、口腔内の健康を維持することにも注目が集まっています。

犬は虫歯にはなりにくいものの、歯周病になることが多いため、できるだけ清潔を維持して健康な歯と歯茎を守らなければなりません。

また、日頃からこまめにスキンシップを行って皮膚や被毛を触るようにしたり、においの変化などに気が付けるようにしておくといいでしょう。

3.しつけをせずにただ叱りつける

トイレの失敗を叱られる子犬

犬を飼っている人の中には、「しつけなんてかわいそう」「自由に過ごさせてあげたい」と考える人も少なくありません。

しかし、犬と長く生活してきたベテラン飼い主は、しつけこそが犬にとって非常に大切なことだと知っています。

しつけをすることで、犬はより楽しく快適に人間社会の中で生きていくことができるということを理解しているのです。

しつけとは、厳しく叱ったり行動を強制したりすることではありません。

犬が、人間社会の中でストレスを感じることなく、多くの人から愛されて生きていくための手段を教えてあげることがしつけの目的です。

問題行動が起きてから、それを解決するためにしつけをし始めるのではなく、犬を飼ったらすぐに社会性を身につけさせて、適切なしつけを行っていくことが必要だと考えられています。

動物愛護先進国である欧米では、犬を飼ったらすぐに子犬のしつけを行う教室に通います。

また、人間の幼稚園に似た施設に通わせて犬同士のコミュニケーションを覚えさせたり、簡単なしつけを身に付けさせたりすることも一般的です。

近年では、日本でもそのようなトレーニング施設が増えてきているので、年齢や状況に合わせたしつけを行うことが当たり前のことだと認識されるようになっていくことも考えられます。

犬と楽しく快適に暮らしたいからこそ、適切なしつけが必要だと多くの人が理解すれば日本の犬文化もさらに発展することでしょう。

まとめ

女性になでられる犬

犬と生活することは楽しいことだけでなく、つらいことや大変なこともあるでしょう。そうした生活を長年続けてきたベテランの飼い主さんは、犬との適切な接し方をよく理解しています。

その中で、犬の気持ちをくみ取って、しつけや健康管理をしっかりと行うことがとても大切だということも身を持って知っているのです。

そして、もうひとつ大切なポイントが「飼い主自身が無理をしない」ということです。

犬との生活は、短いとはいえ15年前後続きます。そのため、はじめから完璧を求めて頑張りすぎてしまうと、途中で疲れてしまったり犬を飼っていることに負担を感じるようになったりすることも少なくありません。

そのため、犬を飼い始めたらあまり頑張りすぎず、無理せずできる範囲の関わり方で、愛犬との生活を楽しんで欲しいと思います。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    20代 男性 匿名

    犬の気持ちを無視する奴は犬に限らず動物自体飼う資格なんか無いと思う。気持ちを考えるからこそ動物を飼えるんじゃないかな。常に愛犬のペースで無理なく寄り添う。素人でも出来る。
    体調管理は飼い主の役目です。飼い主は愛犬を所有する管理者です。ベテランほどその責任感は強いはず。なので体調管理は抜かり無いと思います。飼って12年の俺達も愛犬の体調管理は人一倍入念に行ってます。
    躾なしでこの世界は生きれません。ここは人間社会、犬社会じゃありません。種族の違う社会は躾なしで生きるのは不可能。躾が可哀想とか自由にさせたいと思う飼い主の気持ちが解らない、理解に苦しむ。俺からしてはしつけない方が可哀想、社会に適応できないから。キツクしろとは言わないし完璧にしろとも言いません。正しくしつけ間違いを叱るだけでなく正しい方向に導いて下さい。これは責任者である飼い主の役目です。
    ベテランでなくても気持ちの持ちようで犬との接し方は大きく変わります。実際俺がそうです。飼って2年程経った頃失敗や苦悩し気持ちの持ちようを変えました。俺は飼い主の責任感を変えました。俺達飼い主はただ飼った主ではなく愛犬の責任兼管理者だと。愛犬の全責任は自身が全て負って管理を徹底すること。少々難しいと思うかもしれませんがこの時俺はまだ14~15歳です。まだ未成年の俺でも持てたんです、皆さんも出来ます。気持ちの持ちようひとつで変えられます。変えたことは接した犬も気づきます。幸せを愛犬に与えてあげましょう
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