犬がしゃっくりをする理由4選
犬がしゃっくりするのは、人間と同じく横隔膜がけいれんを起こすからです。
ではなぜしゃっくりが出る状況になるのでしょうか?
病気の可能性がある場合もあるので、気になる方は是非チェックしてみてください。
1.早食いをしてしまった
犬が食後にしゃっくりをする場合は、ほぼ早食いが原因です。
早食いをする犬は一緒に空気も飲み込んでしまうことが多く、急激に胃袋が膨張をしてしゃっくりが出てしまうという訳です。
早食いをしてしまう犬は、食べ方を工夫しましょう。
1回分の食事量を減らして回数を増やしてみたり、底に突起がある食べにくい形状の「早食い防止皿」の利用をおすすめします。
2.消化不良によるもの
ドッグフードを変えたときにしゃっくりが見られる場合は、消化不良が原因かもしれません。
胃腸が対応しきれずガスが発生して、しゃっくりに繋がるときがあります。
とくに、柔らかいタイプから硬いタイプへ変更したり、サイズが変わったときに起こりやすいです。
愛犬の体質に合うドッグフードを知りたい方は、獣医師に相談してみるといいですね。
また、食後すぐに運動をするのも消化不良につながるのでご注意を。少し休憩を挟んでからお散歩や遊びをするようにしましょう。
3.ストレス
犬は興奮や緊張状態になるとしゃっくりが出ることがあります。人間も緊張状態が続くと呼吸が乱れますが、犬も同様です。
大きな環境の変化や雷や工事現場の大きな音など、犬が不安になる状況にある場合は注意深く観察してみてください。
4.運動不足
犬がしゃっくりをする理由が見当たらないときは、運動不足や肥満を疑ってみましょう。
内臓脂肪が横隔膜を圧迫してしまい、しゃっくりを引き起こしていることがあります。
「最近太ってきたかも?」と感じる場合は、1日の運動量を見直してみてください。
5.何らかの病気によるもの
注意したいのが、病気が理由で犬がしゃっくりを起こしているときです。
なぜかしゃっくりが止まらない場合は、次のような病気が疑われる可能性があります。
- 呼吸器系の病気(喘息肺炎胸膜炎など)
- 心臓の病気
- 胃捻転
- 脳卒中
- てんかん
病気が理由でしゃっくりが出る場合は、荒い呼吸や散歩を嫌がるなど別の症状も見せることが多いです。
しゃっくりが日常的に出る場合は、早めに獣医師へ相談してください。
犬がしゃっくりしたときの対処法
生理現象とはいえ、愛犬がしゃっくりに苦しむ姿を見ると焦ってしまいますよね。
いち早く平常を取り戻すために飼い主さんができる対処法をご紹介します。
愛犬を落ち着かせる
まずは愛犬のそばに寄り添い、お腹やのどの辺りをゆっくりと撫でてみてください。飼い主さんもあまり過剰にならずに、しゃっくりがおさまるのを待つようにしましょう。
舐める動作をさせる
人間はしゃっくりしたとき息を止めたり水を飲むことができますが、犬の場合は難しいです。
犬の場合は舐める動作をさせることで空気が入りやすくなり、しゃっくりが落ち着くことがあります。
気分転換させる
もし犬がしゃっくりに驚いたり、嫌がっている素振りを見せるなら、気分をそらせる行動を取ってみてください。
たとえば窓を開けて空気を入れ替えてみたり、玄関や庭先に出してみてもいいですね。
遊んでいるうちにしゃっくりはおさまってしまうものです。
もししゃっくりがおさまらず、犬の様子がおかしいと感じる場合は、早めに獣医師に相談してください。
まとめ
犬のしゃっくりも人間と同様、単なる自然現象であることが多いです。特に子犬の場合は成犬に比べてしゃっくりをよくします。
食後にしゃっくりが見られる場合は、この機会に食事の見直しをしてみましょう。
中には病気が理由である場合もあるので、しゃっくり以外に異変が見られる場合は早めに獣医師へ相談してください。