『不安になりやすい犬』の特徴4選

『不安になりやすい犬』の特徴4選

「ペットは大切な家族」として、室内で飼われることが増えてきました。室内飼いの犬にとって、自宅は最も安心できる空間のはず…。しかし、家の中で暮らしていても、不安を抱える犬たちがいるのです。皆さんの「どうして?」を解明していきます。

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記事の監修

山口大学農学部獣医学科卒業。山口県内の複数の動物病院勤務を経て、ふくふく動物病院開業。得意分野は皮膚病です。飼い主さまとペットの笑顔につながる診療を心がけています。

️もしかして…「分離不安症」?

窓の外を見つめる茶色の犬

「分離不安症」は犬の心の病気です。本来、犬は群れで行動する習性がありますが、人間と暮らす上で、ひとりで過ごす時間も出てきます。

一定時間家族と離れることで、極度なストレス状態に陥り、大きな不安と恐怖を感じるようになります。

分離不安症の症状は、飼い主不在の留守番中に起こることが多いようです。

精神疾患となり、診断が難しいと言われていますが、分離不安症が疑われる症状を挙げていきます。

  • 大きな声で鳴き続ける
  • 家の物を壊す
  • 自分の手足を執拗に噛む
  • 脱走しようとする

️「不安を感じやすい」犬の特徴

首を傾げるビーグル

1.元保護犬

元保護犬の場合、以前の飼い主に捨てられた過去を持っていたり、愛情を知らずに育ってきたなどの理由から、新しい飼い主に依存しているケースが考えられます。

留守番中、飼い主を探して家の中をウロウロと歩き回ることもあります。

2.神経質な性格

神経質な性格の犬は、環境や生活パターンの変化に敏感で、パニックを起こしやすい性質を持っています。

夜間に眠れなくなって夜鳴きをしたり、継続的なストレスから苦痛を感じ、体調を崩してしまうこともあります。

3.家に誰かいる環境に慣れている

常に家に誰かいて、いつでも構って貰える環境に慣れていると、飼い主不在の状況に対応することができなくなります。

たっぷり愛情を注いでいるつもりでも、犬の心理的な自立を阻害する結果に繋がっているのです。

4.高齢である

加齢によって視力・聴力が悪くなり、感覚機能が低下すると、今までできていたことができなくなり、犬の不安感が強くなります。

愛犬の変化を受け止め、できるだけ不安要素を排除してあげましょう。

分離不安に似ている症状として、痴呆による認知障害の発症が考えられます。

️犬の不安を緩和するには?

病院で診察を受けるトイプードル

行動療法

「行動療法」は、犬の自立を促すために自宅で行うトレーニングです。

飼い主に対する過度な依存心を軽減し、ストレスを減少させるのが目的です。

  • 飼い主の外出に慣れさせる
  • 帰宅時は犬の興奮がおさまるまで無視する
  • 運動時間を増やす

薬物療法

症状がひどい場合、行動療法と併用して「薬物療法」が行われることがあります。

不安を和らげる効果を重視し、獣医師の指導の下、分離不安治療補助剤という薬が用いられます。

  • 行動療法の成功率を上げる
  • 脳内物質「セロトニン」の作用を高める

️飼い主の匂いによるリラクゼーション効果

タオルにくるまる犬

大好きな飼い主の匂いは、犬が安心できる匂いです。

平穏な留守番時間を過ごすために、室温管理やクレートトレーニングも必要ではありますが、飼い主の匂いが付いた服やタオルを与えると、安心感がより高まると言われています。

飼い主の匂いは、前向きな感情を抱くことができる特別な匂いのようです。洗濯して洗い立ての状態であれば、生地のふんわり感が追加されて、心地良さを引き立ててくれるかもしれません。

️まとめ

外でヨガをする女性を見つめる犬

分離不安症は、どんな犬でも起こり得る身近な病気です。軽度の分離不安であれば、飼い主の努力次第で克服できる可能性があります。

解決策は1つだけとは限りません。愛犬の特性を一番把握しているのは飼い主だと思いますので、個々に応じた解決策を模索してみて下さい。

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