犬が空気を呼んでいる時の行動
1.黙って待つ
お散歩中、飼い主たちが立ち話を始めた時、空気を読める犬たちは黙って待っていることがあります。
犬たちは「また始まったね…」「いつものことだよ…」と会話をしていそうですよね。
鳴き声を上げるでもなく、騒ぐでもなく、リードを引っ張ることもなくジッとして黙って待つのは犬が空気を呼んでいる時の行動です。
2.部屋を出て行く
飼い主(家族)が喧嘩を始めた時、飼い主が掃除を始めた時、犬が苦手なお客さんが来た時、空気を読める犬はそっと部屋を出て行くことがあります。
「あれ?どこに行ったかな?」と探してみると、廊下や玄関の小さなマットの上で寝ていたりして申し訳なくなりますよね。
何を言われなくてもそっと部屋を出て行くのは、犬が空気を呼んでいる時の行動です。
3.仲裁に入る
飼い主(家族)が喧嘩を始めた時、空気を読める犬は仲裁に入ることがあります。
人と人の間に黙って座る犬もいますし、「やめなよ~」と手を出す犬もいます。喧嘩する会話が聞こえなくなるくらい吠えたり遠吠えをする犬もいます。兄弟喧嘩では体の小さな方や力の弱い方をかばったりもします。
怒鳴り合ったり叩き合ったりしている喧嘩にも仲裁に入るのは犬が空気を呼んでいる時の行動です。
4.冷静に出迎える
飼い主が帰宅した時、空気を読める犬は冷静に出迎えることがあります。
「おかえり~!」と大興奮で出迎えるのではなく、しっぽを振って笑顔で控えめに出迎えるのです。
過剰に興奮して出迎えるのは、寂しかった・退屈だった・不安だった・緊張状態だったなどストレスのサインです。
飼い主に心配をかけてはいけないと冷静に出迎えるのは犬が空気を呼んでいる時の行動です。
5.喜んで楽しそうに遊ぶ
飼い主が新しいおもちゃを買って来てくれた時、空気を読める犬はおもちゃを受け取って嬉しそうに楽しそうに遊ぶことがあります。
喜んでくれてよかった♡迷ったけど買ってよかった♡と思いますよね。
次の日はどうでしょう。おもちゃは床に放置されていませんか?玄関に落ちていたり家具の隙間に入り込んでいませんか?「遊ぶ?」と聞いてもおもちゃに興味を示さないのではありませんか?
飼い主をガッカリさせないように嬉しそうに楽しそうに遊ぶのは、犬が空気を呼んでいる時の行動です。
6.知らないふりをする
飼い主が物を落として壊してしまった時、空気を読める犬は知らないふりをすることがあります。
立場が逆だったらどうでしょう。「何やってるの!」と叱られてしまいますよね。
空気を読めない犬だったら急いで見にやって来るはずです。
驚いて、飼い主を様子を確認するために耳とピンッと立てて聞きつつも知らないふりをするのは、犬が空気を呼んでいる時の行動です。
犬が空気を読める理由
犬は常に飼い主の行動を観察しています。「○○の時は○○すればいいのか…」と飼い主の行動から学んでいるのです。
「飼い主が○○した時、自分はどうするのか?」と考え、「○○の時は○○しよう」と判断し、行動するようになります。
実際に行動してみた時の飼い主の反応も見ています。失敗だったと感じることもありますし、成功した!と感じることもあります。
日々の経験を積み重ねながら、自然と空気を読むことができるようになるのです。
まとめ
犬が空気を読んでいる時に見せる行動を6つ解説しました。
- 黙って待つ
- 部屋を出て行く
- 仲裁に入る
- 冷静に出迎える
- 喜んで楽しそうに遊ぶ
- 知らないふりをする
基本的には空気を読んで行動するけれど、「飼い主を悲しませてはいけない!」と、あえて「空気を読めない犬」を演じることもあります。
泣いている飼い主にそっと寄り添ってなぐさめるのではなく、おもちゃを持って来て遊びに誘ったり、はしゃいで見せたりなどです。